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「子どもが全然勉強しないけど、親としてどう関わればいいの?」
大学受験が近づくにつれて、多くの親が感じる悩みです。
塾に通わせてはいるものの成績が伸びない、家ではスマホばかりでやる気が見えない…。親として「何かしてあげたい」と思えば思うほど、子どもとの距離がつかめないこともあるでしょう。
この記事では、教員として多くの受験生とそのご家庭を見てきた経験をもとに、大学受験において親が担うべき役割と、実際に子どものやる気を引き出す関わり方について解説します。
「勉強しなさい」と言わずにサポートしたい方、子どもとの関係をこじらせたくない方は、ぜひ最後までご覧ください。
著者プロフィール
大学受験で親が担うべき4つの役割とは
大学受験は子どもが主役ですが、親のサポートが結果に大きく影響します。「勉強を管理する」「口うるさく言う」ことが親の役割ではありません。
実際の教育現場で見てきた中で、大学受験に成功した家庭に共通していた「親の4つの役割」をご紹介します。
安心して勉強できる環境づくり
家庭でのサポートとして、「安心して集中できる学習環境」を整えましょう。子どもが家で机に向かえない理由は「勉強モードになれない空気」が原因であることが多いです。
・テレビの音や家族の雑談がうるさく、気が散ってしまう。
・家の中にスマホやゲームの誘惑が多く、つい手が伸びてしまう。
・家庭内の空気がピリピリしていて、落ち着かない。
こうした環境では、どれだけ「勉強しなさい」と言っても子どもは集中できません。
だからこそ、家庭全体で「集中しやすい空気」をつくる工夫が欠かせません。
勉強に集中できる家庭環境を整えるために、次のような工夫が効果的です。
・家族全員で静かな時間帯を共有する
・リビングに学習スペースを作る
・親も一緒に勉強をする・本を読む姿を見せる
・「勉強中はテレビを消す」などのルールを親子で決める
・スマホを別の場所に預ける習慣をつける
家庭の雰囲気や生活リズムを見直すだけで、子どもの集中力は驚くほど変わります。「勉強しなさい」と言わなくても自然と机に向かえる“空気”を、親が率先してつくりましょう。
テレビの音量を少し下げる、勉強時間中は静かな空間を保つなど、今すぐできる小さな一歩から始めてみてください。
言ってはいけない言葉と響く言葉
親の言葉は、子どものモチベーションに影響を与えます。子どもと接するときは、どんな言葉をかけるか意識し、否定や比較を含む言葉は言わないよう気をつけましょう。否定や比較を含む言葉は子どもの自己肯定感を下げ、やる気を失わせる原因になります。

なんでそんなこともできないの?

だって部活が忙しくて時間が取れない…。

このままじゃ合格できないよ。かなちゃんはもっと頑張っているよ。

なかなかうまくいかなくて困っているのに…。
親としては励ましのつもりでも、子どもにとっては「認めてもらえていない」「比べられている」と感じ、反発や無気力につながります。一方で、努力を認めて前向きな未来を示す言葉は、子どもに安心感とやる気を与えます。

前より集中できていたね。今の努力が必ず結果につながるよ。

部活が忙しいけど、スキマ時間を作って頑張っていこう!

毎日コツコツ頑張っているね。少しずつ成長していると思うよ。

少しずつだけど成績が上がるといいな♪
結果ではなく努力や過程を評価してあげれば、子どもは「自分はちゃんと頑張れている」と実感し、前向きな気持ちになれます。
親の声かけひとつで、子どもの勉強への姿勢は大きく変わります。結果ではなく「頑張っている過程」に注目し、子どもの努力を認める言葉を積極的にかけていきましょう。
管理ではなく信頼で学習を見守る
子どもの受験勉強を支える上で、親が「どこまで関わるべきか」は非常に悩ましいです。特に思春期を迎えた高校生に対しては、「管理する」のではなく「信頼して見守る」姿勢が重要になります。
子どもを細かく管理しすぎると、マイナスの結果を招く恐れがあります。

ちゃんと勉強してるの?
テストの結果を見せなさい!

模試でE判定ばかりだけど勉強はやっているのか?
部活ばかりで勉強しないなら部活は辞めてもらうぞ。
このような言動は「信用されていない」と感じさせ、反発やストレスの原因となります。自分から勉強しようという意欲が失われます。
一方、親が信頼して見守っていると、子どもは「自分でやらなくては」という気持ちを持ちやすくなります。
・勉強を始めたら口を出さずに見守る
・子どもが話しかけてきたときにだけアドバイスする
・失敗しても「大丈夫、次頑張ろう」と励ます
・子どもの選択を尊重する
このような関わり方は、子どもの自己肯定感を高め「自分で考え、自分で動く」姿勢を育てます。親のベストなサポートは「困ったときにいつでも頼れる存在」でいることです。
管理するのではなく、信じて任せるスタンスが、受験期の子どもを精神的に支え、自立とやる気を引き出す大きな力になります。ついつい口を出したくなりますが、一歩引いて静かに見守ってみましょう。
経済的なサポート 大学受験で必要なお金について

大学受験では思った以上に多くのお金がかかります。受験に25万〜40万円、入学手続時に80万〜120万円程度のお金が必要です。
「こんなにお金がかかるとは思わなかった…」と焦らないためにも、あらかじめ必要な費用を把握し、備えておきましょう。私立大の医歯薬系では、日本の一般的な年収の家庭では支払いが困難な大学があるので注意が必要です。
私が過去に担任をした生徒で、私立大薬学部に合格後、入学手続時に必要な前期前納金を納められず、入学を諦めた生徒がいました。親としてどこまでお金を出せるか、子どもと家族会議を開いて話しておく必要があるでしょう。
受験にかかる費用
受験にかかる費用で25万〜40万、遠方への交通費・宿泊費や塾・予備校代などを合わせると100万円を超える場合もあります。
- 模試の費用 1回あたり5000円程度(高3は年間7,8回)
- 教材費 30000円程度
- 共通テスト受験料 2教科12,000円、3教科以上18,000円
- 私立大学受験料 35000円程度
- 国公立大学受験料 17000円程度
- 塾・予備校・家庭教師等の費用 50万〜100万円
- 入試に関わる交通費・宿泊費(遠方受験)
入学手続きに必要なお金
国公立大学の入学時の学納金(前期納付金)
項目 | 金額 | 備考 |
入学金 | 282,000円 | 入学手続き時のみ |
授業料(前期) | 267,900円 | 年2回分納の半期分 |
合計 | 549,900円 |
※国公立大学は施設設備費・実験実習費などはありません。
私立大学の入学時の学納金(前期納付金)
項目 | 金額 | 備考 |
入学金 | 220,000〜270,000円程度 | 入学手続き時のみ |
授業料(前期) | 400,000〜600,000円程度 | 年2回分納の半期分 |
施設設備費 | 100,000〜150,000円程度 | |
実験実習費 | 5000〜50000円程度 | |
教育充実費・諸会費等 | 50,000〜120,000円程度 | |
合計 | 800,000〜1,200,000円程度 | 文系は安く、理系は高い |
なお、医歯薬系は上記以上に多くのお金が必要です。医学部は桁違いで、初年度納付金が1000万円を超える大学もあります。
大学の受験に25万〜40万円、入学手続きで80万〜120万円程度のお金が必要です。一般的な家庭では、高校入学以前から大学の学費を積み立てておく必要があるでしょう。
親の関わり方が子どものやる気を左右する

子どもが本気で受験勉強に取り組めるかどうかは、親の関わり方に大きく左右されます。思春期の子どもは「勉強しなさい」と命令口調で言われると、やる気をなくしたり反発したりします。思春期の子どもほど、自分の意思を尊重してほしいという気持ちが強くなります。
では、どのように関われば子どものやる気を引き出せるのでしょうか。大切なのは、管理ではなく信頼し、努力や過程を認め、前向きに声をかけることです。
この章では、やる気を引き出す親の関わり方について、さらに具体的に解説していきます。
反発されるNG行動例
「子どもにもっと勉強してほしい」親の思いが強くなると、「詰めすぎ」や「過干渉」になってしまいがちです。このような関わり方は、子どものやる気を奪って反発を招いてしまいます。
親がついやりがちなNG行動と子どもの反応には、次のようなものがあります。
・1日何時間勉強したのかを毎日細かく聞く
→「信用されていない」
・テストや模試の結果を見て、「もっと頑張れ」「これではダメだ」と否定的な言葉をかける
→「認めてもらえていない」「頑張っても意味がない」
・勉強のスケジュールや進め方に口を出しすぎる
→「自分で考えて行動する意味がない」
・「この成績じゃ○○大学は無理」と将来を悲観する発言をする
→「どうせ自分には無理なんだ」「やっても意味がない」
・「テストで80点とったらお小遣いをあげる」と結果に対してご褒美を設定する
→「結果を出さないと価値がない」「失敗したらがっかりされる」
NG行動が、必ずしもネガティブな反応を導くわけではありません。しかし、NG行動を繰り返すと、子どもはやる気を失って反抗的になったり、ますます親と距離を取ろうとしたりします。
思春期の子どもにとって「自分で考えて決める」ことが成長をする上でとても大切です。過度に干渉したり、結果だけを評価したりするのではなく、見守り信じる姿勢を持つことがやる気を育てる第一歩です。
まずは親の言葉や行動を少し見直してみましょう。小さな意識改革が、子どもとの関係を良い方向へ導いてくれます。
自ら動く子は親の「受け止め」と「適度な距離感」で育つ
子どもが自分から机に向かい、自主的に勉強するようになるためには、親の関わり方が大きく影響します。ポイントは、「感情を受け止める姿勢」と「適度な距離感」を持つことです。
頭ごなしに指示や命令をするのではなく、子どもの気持ちを受け入れてあげると子どもは安心し、自分から行動する意欲が育ちます。

「今日は部活でかなり疲れたから勉強したくない…」

「お疲れさま。今日はゆっくり休みましょう。」

なんか妙に優しいな…。今日は休んで明日早く起きて勉強しようかな…。
子どものネガティブな言葉に対して「そんなこと言わないでやりなさい」と返すのではなく、感情に共感し、受け止める声かけが大切です。子どもは「分かってくれている」と感じ、親の言葉が心に届きやすくなります。
共感をしたうえで、子どもが前向きになれそうなら次の行動を促す言葉をかけてあげると良いでしょう。

「模試の結果が帰ってきたけど全然ダメだった…」

「全力でやってダメだったなら仕方ないよ。次がんばろう。」

でも、どうしたらよいかわからなくなっちゃって…。

信頼できる先生や友達に相談してみたら?

かなちゃん勉強できるからどうやっているか聞いてみよっかな…。
子どものペースに合わせるのが重要です。
・子どものペースを尊重する
・困ったときにだけ手を差し伸べる
・相談してきたときにだけアドバイスする
「適度な距離感」を意識すると子どもは自立心を高め、自ら行動する力を伸ばしていきます。
親が「受け止め」と「適度な距離感」を意識した関わりをすれば、子どもは信頼感と安心感の中で自分から学びに向かう姿勢を自然と身につけていきます。
まずは子どもの小さなつぶやきに耳を傾けることから始めてみましょう。
「子どもの成績を上げたい」親ができる3つのポイント
「子どもの成績を上げたい」という願いは、多くの親が抱える切実な思いです。しかし、ただ「勉強しなさい」と言うだけでは、子どものやる気を引き出せません。
「子どもに勉強してほしい」「もっと成績を上げてほしい」と思っても、親の働きかけが空回りするケースもあります。しかし、ちょっとした関わり方の工夫が、子どものやる気や成績に大きな変化をもたらします。
ここでは、家庭でできる具体的な3つのサポート方法をご紹介します。今日からでも始められるシンプルな工夫ばかりですので、参考にしてみてください。
子どもをご褒美で釣る
子どもの成績を上げたいとき、親として「ご褒美で釣ってもいいのか」と迷った経験はありませんか?結論を言うと結果ではなく “過程” に対してご褒美を設定すると、よい効果が得られます。
たとえば「テストで90点とったらお小遣いをあげる」といった ”結果” に対してご褒美を設定する方法は、一見モチベーションにつながるように見えて、逆効果になるケースがあります。なぜなら、失敗したときに「もらえなかった」という喪失感が強く残り、「どうせ勉強してもうまくいかない…」と学習意欲を損なうリスクがあるからです。
結果よりも “過程” に対してご褒美を設定する方が効果的です。

毎日1時間勉強できたら家族で焼肉を食べに行こう

よーっし! 勉強して、肉食ってスタミナつけるぞ!!

問題集を全部解いたらアマギフをプレゼントするわよ

やったー!勉強して、ほしかった文房具買お〜♪
アメリカで行われた研究で、努力や取り組みに対して報酬を与えた子どもは、学習そのものに意味を感じやすく、主体的に学ぼうとする傾向が強まるとされています。
今日からさっそく、勉強した「時間」や「行動」に注目して、小さな成功を積み重ねる ご褒美習慣を始めてみましょう。
モチベーターとなる人との出会い

子どもが本気で勉強に向き合うようになるきっかけのひとつが「憧れの人」との出会いです。親がいくら言葉をかけても動かない子が、たった一人の先輩や先生との出会いで変わることは珍しくありません。

今日は◯◯大に進学した先輩が練習に来てくれた。
勉強もスポーツもできるなんてカッコイイな。

家庭教師の先生が素敵!
私もあんな風になりたいな〜
こうした出会いは、「この人のようになりたい」「この場所で学びたい」という“内発的な動機づけ”につながります。外からの圧力より、自分の中から湧き上がるエネルギーの方が圧倒的に強く、持続性があります。
教師として21年間受験指導をしてきた経験上、出会いが人を変えるという事実は間違いありません。
親ができるのは、そうした出会いの「きっかけ」を作ることです。
・先輩と話す機会を作ってもらうよう学校の先生にお願いする
・オープンキャンパスや大学の体験授業に連れて行く
・難関大学出身の家庭教師の体験授業をやってみるよう促す
小さな工夫が、子どものやる気を引き出す第一歩となります。「親の言葉には響かなくても、誰かの一言で変わることがある」だからこそ、良い出会いの場を用意してあげましょう。
おすすめは東大家庭教師友の会です。目指す大学は東大でなくても構いません。
東大家庭教師友の会は、26年の実績を誇る家庭教師紹介サービスです。東大生約9,700名、早稲田大学生約8,500名、慶應大生約8,000名をはじめ、現役難関大生3.8万人が在籍しています。一人ひとりに合わせた完全オーダーメイドのオンライン指導をしてくれます。
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東大生の指導を体験してみませんか?
無料体験に申し込む(東大家庭教師友の会)オープンキャンパスへの参加を促す

オープンキャンパスは、子どもが大学進学に対して前向きになる大きなきっかけになります。実際に大学に足を運ぶと「行けたらいいな」から「ここに行きたい!」に変わる瞬間が生まれやすいです。
パンフレットやネットの情報では伝わらない大学の「空気感」や「雰囲気」を感じると、子どもにとって大きな刺激になります。大学生の話を聞いたり、キャンパスを歩いたりすると、学びたい意欲や進学への本気度が高まります。

建物がかっこいい!ここで学びたい!!

オープンキャンパス楽しかった〜♪
大学生の先輩達みたいに大学生活満喫したいな。
夏休みなどを利用して、親子で気軽に参加してみましょう。大学の説明会や模擬授業に加え、周囲の雰囲気や学生の様子を見るだけでも十分な価値があります。
親がいくら勧めても響かなかったのに、現地での実体験が背中を押してくれます。子どもが自分の意志で進学に向かうために「オープンキャンパス旅行」をプレゼントしてみてください。
タイプ別|子どもの状況に応じた親の対応法
子どもが勉強しない理由はそれぞれ異なります。「部活ばかり」「スマホばかり」「塾に行っても成績が伸びない」など、親としては心配や不満を感じることも多いはずです。
大切なのは、状況に応じた対応をすることです。ありきたりな方法ではなく、一人ひとりの子どもの現状に寄り添ったサポートが必要です。
ここでは、よくある3つのタイプ別に、親ができる具体的な関わり方をご紹介します。
部活ばかりで勉強しない子には?
部活が忙しくて勉強に手が回らない子には「勉強と部活は両立できる」と親が信じ、サポートをしましょう。頭ごなしに「部活ばかりしないで勉強しなさい」と言っても、反発して逆効果になることがあります。大切なのは時間の使い方です。
実際、部活で培われる集中力や継続力は、受験勉強に良い影響を与えます。高校3年で部活動を引退した後に学力がみるみる向上していく生徒はとても多いです。
部活動が中途半端な生徒は、勉強もうまくいかないケースが多いです。私の勤務校は全国レベルのクラブが複数ありますが、一流選手でなおかつ学力が極めて高い生徒を何人も見てきました。
高校3年生の秋まで部活動を続けて、一般入試で早慶上理・MARCH・関関同立や難関国公立大に現役合格していきます。
ポイントは、時間が限られている中でどう効率的に学習するかです。そこで親ができるのは、無理のない学習習慣づくりと時間の使い方を一緒に見直すことです。
たとえば、次のような工夫が効果的です。
・部活がない日に、家族で協力して「勉強集中タイム」を設定する。
・定期テストごとに「目標点」と「振り返りシート」を親子で共有する。
・部活が忙しくて塾に行けない場合、優秀な大学生の家庭教師をつける。
家でスマホばかりの子には?

家でスマホばかりの子には、スマホを無理に取り上げるのではな「使い方を一緒に見直す」というスタンスで接するのが効果的です。頭ごなしに叱っても反発されやすく、逆にスマホへの依存を深めてしまう可能性があります。
私自身も知らず知らずのうちにスマホでSNSを眺めてしまうときがあります。皆さんも同じような経験はないでしょうか?大人ですら電車の中では皆スマホを触っています。子どもだけ使わないでいられるわけがありません。
スマホは現代の子どもたちにとって生活の一部であり、情報収集や友人とのコミュニケーションに欠かせないツールです。完全に禁止するのではなく、「使い方のルールを親子で決める」ことが、現実的かつ前向きなアプローチになります。
たとえば、以下のような工夫が効果的です。
・夜〇時以降はスマホをリビングで充電して寝室に持ち込まない
・勉強中はスマホを別室に預ける時間を親と一緒に決める
・勉強に使えるアプリやタイマー機能を活用して「スマホ=勉強ツール」に変える
スマホの存在を否定せず、「どう使えば勉強にも役立てられるか」を一緒に考えることで、子どもは反発することなく自制心を育てていけます。
まずは親自身もスマホとの付き合い方を見直す姿勢を見せながら、子どもと一緒にスマホを「敵」にせず「味方」にする関わりを考えていきましょう。
塾に行ってるのに成績が伸びない場合は?

塾に通っているのに成績が思うように伸びない場合、「通うこと」が目的化してしまっている可能性があります。塾に行くだけで満足してしまい「ただ、授業を受けて終わり」になっている可能性があります。
インプットとアウトプットがバランスよく繰り返されることで効率的に学習ができます。
・インプット = 学校の授業・塾の授業 = 受け身の学習
・アウトプット = 問題演習 = 能動的な学習
学校の授業でインプットは行っているはずなので、塾へ行ってさらにインプットを強化しても、問題演習や復習などのアウトプットの時間がなければ学習効果は低いです。
自分自身で問題と向き合い、考える時間を作ると成績はみるみる向上します。
私は高校で化学を教えていますが、問題集の課題提出をさせると、考えて問題を解いているか解いていないかは一目瞭然です。よく考えて問題を解いている生徒はメモ書きや消した後など苦戦していた痕跡が残っています。
一方、答えを移すような学習をしている生徒のノートは、答えがきれいに並んでいます。当然、考えながら学習している生徒の方が圧倒的によい成績を取ります。

大人数の集団指導より、マンツーマンやオンライン家庭教師の方が理解度が上がる場合もあります。家庭教師の場合、先生と受け答えをしながら学習を進めるため、必然的に頭を使いながら学習できます。大人数の集団指導塾でボーッと聞いているよりも何倍も学習効果が高いです。
まずは「塾に通っている=安心」ではなく、「塾でどう学び、家庭でどう復習しているか」に目を向けてみてください。「塾に行っているのに伸びない…」は見直しのサインです。学び方そのものをもう一度整えてみましょう。
家庭教師でおすすめなのが東大家庭教師友の会です。
東大家庭教師友の会は、26年の実績を誇る家庭教師紹介サービスです。東大生約9,700名、早稲田大学生約8,500名、慶應大生約8,000名をはじめ、現役難関大生3.8万人が在籍しています。
志望大学は東大でなくても構いません。一人ひとりに合わせた完全オーダーメイドのオンライン指導をしてくれます。
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東大生の指導を体験してみませんか?
無料体験に申し込む(東大家庭教師友の会)まとめ 親の関わり方と子どもの成長
大学受験期の子どもと親の関わり方には「正解」がありません。子どもが勉強しない理由や状況は一人ひとり異なります。
この記事で紹介したように、親ができるサポートにはいくつかの大切なポイントがあります。
・子どもが安心して勉強に集中できる家庭環境を整える
・結果ではなく努力や過程を認め、前向きな言葉をかける
・過度に管理するのではなく、信じて見守る姿勢を持つ
・ご褒美や人との出会いのきっかけを作る
・オープンキャンパスなど外的環境から勉強へつなげる
部活やスマホ、塾との付き合い方など、現状に合わせて親子で話し合い、最適なサポート方法を見つけていきましょう。
親のちょっとした声かけや工夫が、子どもの未来を大きく後押しします。焦らず、信じて、子どもと一緒に受験期を乗り越えていきましょう。
最終的には親が子どもの一番の応援者です。
応援する姿勢が、受験期の子どもに安心感と勇気を与えます。
子どものペースや気持ちを尊重し、必要に応じて家庭教師やオープンキャンパスなど外部の力も活用しながら、親子で一緒に受験を乗り越えていきましょう。
「EduWave 学びの探究」では大学受験をサポートします。記事が良かったと思ったら、シェアしていただけると励みになります。コメントも気軽にご記入ください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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