ケンタMARCHと日東駒専って、偏差値はどれくらい違うんですか?



模試の偏差値は50だったからMARCHより日東駒専が現実的なのかな?



子どもの志望校選びで、2つの大学群の差がどれくらいあるのか気になっています。
MARCHと日東駒専の偏差値は、サイトによって数字が違い、正確な差をつかみにくいのが実情です。
大学名だけで判断すると、本来狙える学部を見落としてしまうかもしれません。
私は元私立中高一貫校の理科教師で、22年間にわたり数多くの受験生の進路指導をしてきました。
現在はオンライン大学受験指導塾スタディリンクを運営し、一人ひとりに合わせた受験戦略を提案しています。
この記事では、
- MARCHと日東駒専の偏差値差
- 学部別に差が縮まる学部
- 偏差値50前後からの受験戦略
を、河合塾のボーダー偏差値をもとにわかりやすく解説します。
読み終えるころには、大学群のイメージではなく、自分の学力ならどの学部を狙えるか判断できるようになっているはずです。
結論からお伝えすると、両群の偏差値差は全体では約10ですが、学部別に見ると帯が重なる部分があります。
重なる偏差値帯を併願設計に活かしながら、最後まで上位を狙う戦略が正解です。



大学名ではなく、学部単位の偏差値で戦略を立てていきましょう。
著者プロフィール


中高一貫校の教員として22年間勤務。
学年主任を務めながら、東大・京大・医学部を含む国公立大受験の指導に携わる。
過去に担任したクラスの国公立大合格率はMAX70%!
2025年4月より「そうた先生の大学合格ナビ」を運営。
2026年3月よりオンライン大学受験指導塾スタディリンクを開校
私が情報発信を始めた理由と使命
教員として多くの生徒と向き合ってきましたが、どれだけ頑張っても伝えられる相手は限られていました。クラスの生徒・保護者・せいぜい学年内まで…。
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このブログは、教員の枠を超えて皆さんの大学受験の悩みに応える新しい挑戦です。
MARCHと日東駒専の偏差値差は約10


MARCHは
- 明治
- 青山学院
- 立教
- 中央
- 法政
日東駒専は
- 日本
- 東洋
- 駒澤
- 専修
を指す首都圏の私立大学群です。
まずは両群の偏差値差がどれくらいあるのか、河合塾のボーダー偏差値で全体像から確認していきます。
レンジ比較で見る約10の差
河合塾Kei-Netの方式別ランクで見ると、両群の偏差値レンジは次の通りです。
| 大学群 | 偏差値レンジ |
|---|---|
| MARCH | 52.5〜65.0 |
| 日東駒専 | 42.5〜60.0 |
| 大学群 | 偏差値レンジ |
|---|---|
| MARCH | 52.5〜65.0 |
| 日東駒専 | 42.5〜60.0 |
参照:河合塾 Kei-Net 大学検索システム(2026年7月時点・昼間主要学部)
下限同士を比べるといずれも10の差がありますが、上限同士では5まで縮まっています。
ただし、上限帯は一部の人気学部に限られます。
受験生がよく比較する学部の中心帯では、おおむね10前後の差があると考えてよいでしょう。
なお日本大学の医学部(65.0)や夜間・地方キャンパスの学部は特殊なため、上の表からは除いています。
大学群の位置関係としては、
- 早慶上理が上位
- 成成明学獨國武が両群の間
- 大東亜帝国が日東駒専の下
に置かれるのが一般的です。
関西の同格グループとされる関関同立とMARCHの比較は、こちらの記事で詳しく解説しています。


大学別に見る偏差値の幅
大学群の偏差値レンジだけでは、大学ごとの実態が見えません。
9大学を並べると次のようになります。
| 大学 | 文系学部 | 理系学部 |
|---|---|---|
| 明治大学 | 57.5〜65.0 | 57.5〜62.5 |
| 青山学院大学 | 57.5〜65.0 | 52.5〜60.0 |
| 立教大学 | 57.5〜65.0 | 57.5〜60.0 |
| 中央大学 | 52.5〜62.5 | 55.0〜60.0 |
| 法政大学 | 52.5〜62.5 | 52.5〜60.0 |
| 日本大学 | 47.5〜57.5 | 42.5〜55.0 |
| 東洋大学 | 47.5〜60.0 | 45.0〜52.5 |
| 駒澤大学 | 42.5〜55.0 | 47.5〜50.0 |
| 専修大学 | 42.5〜57.5 | 47.5 |
| 大学 | 文系学部 | 理系学部 |
|---|---|---|
| 明治大学 | 57.5〜65.0 | 57.5〜62.5 |
| 青山学院大学 | 57.5〜65.0 | 52.5〜60.0 |
| 立教大学 | 57.5〜65.0 | 57.5〜60.0 |
| 中央大学 | 52.5〜62.5 | 55.0〜60.0 |
| 法政大学 | 52.5〜62.5 | 52.5〜60.0 |
| 日本大学 | 47.5〜57.5 | 42.5〜55.0 |
| 東洋大学 | 47.5〜60.0 | 45.0〜52.5 |
| 駒澤大学 | 42.5〜55.0 | 47.5〜50.0 |
| 専修大学 | 42.5〜57.5 | 47.5 |
参照:河合塾 Kei-Net 大学検索システム(2026年7月時点)
同じ大学の中でも、10前後の幅があるのがわかります。
数字は方式別ランクが基準で、入試方式や学科によって上下する点には注意してください。



偏差値表は学部単位で読みましょう。
偏差値は模試の母集団で変わる
偏差値を比べるときに見落とされがちなのが、模試ごとの数値の違いです。
進研模試のように受験者層が広い模試では、同じ学力でも河合塾の全統模試より高い数値が出やすくなります。
進研模試の偏差値55.0を見てMARCHまであと少しと考えると、実際の距離を見誤るかもしれません。
模試の偏差値はあくまで目安
本記事の数字は河合塾基準なので、全統模試の結果と照らし合わせてください。
私自身、22年間の指導では模試の判定より入試本番の得点力を重視してきました。
模試は現在地を知る目安と割り切り、数字に一喜一憂しすぎないのが大切です。
学部別の偏差値比較


群全体の差がわかったところで、学部別の比較に入ります。
文系と理系で差の出方が違うため、分けて見ていきましょう。
文系学部の偏差値比較
文系の主要系統ごとに、両群の偏差値帯を比べると次のようになります。
| 系統 | MARCH | 日東駒専 |
|---|---|---|
| 法学系 | 57.5〜62.5 | 47.5〜55.0 |
| 経済・経営・商学系 | 55.0〜62.5 | 42.5〜55.0 |
| 文学・国際系 | 52.5〜65.0 | 45.0〜60.0 |
| 系統 | MARCH | 日東駒専 |
|---|---|---|
| 法学系 | 57.5〜62.5 | 47.5〜55.0 |
| 経済・経営・商学系 | 55.0〜62.5 | 42.5〜55.0 |
| 文学・国際系 | 52.5〜65.0 | 45.0〜60.0 |
帯の中心はどの系統でも7.5〜10ほど離れています。
一方で、帯の端を見ると、差が縮まる学部もあります。
- 東洋の経営(52.5〜55.0)はMARCHの下限55.0に接する
- 東洋の文学は上限60.0でMARCHの下限帯を超える
- 法学系は帯が重ならず差が残る
文学・国際系では偏差値帯が重なり、経済・経営系でも55.0で接しています。
理系学部の偏差値比較
理系は文系より重なる幅が狭くなります。
| 大学群 | 理工系の偏差値帯 |
|---|---|
| MARCH | 52.5〜62.5 |
| 日東駒専 | 45.0〜55.0 |
| 大学群 | 理工系の偏差値帯 |
|---|---|
| MARCH | 52.5〜62.5 |
| 日東駒専 | 45.0〜55.0 |
MARCH側の下限は法政理工などの52.5で、日東駒専側の上限は日大理工(建築)の55.0です。
理系も52.5〜55.0で
帯が重なる
理系で両群を併願する場合は、52.5〜55.0の重なる帯を軸に決めるとよいでしょう。
文系ほど広範囲には重なりませんが、接点は確かに存在します。
看板学部は群の枠を超える
大学群の序列は、看板学部には当てはまらないことがよくあります。
実際の数字を見てみましょう。
- 明治の国際は60.0〜65.0でMARCH最上位の帯
- 東洋の文学(哲学)は60.0まで達しMARCH下限帯を超える
- 日大理工の上位学科は青学理工の一部学科より高い
大学名から受ける印象と実際の数字には、学部単位でズレがあります。
志望や併願の候補は大学名ではなく学部で拾うのが、偏差値表の正しい使い方です。
差が縮まる学部と狙い方


学部別比較で見えた重なりを、志望校選びに落とし込んでいきます。
鍵になるのは偏差値50台前半の帯です。
重なる帯は偏差値50台前半
MARCHの下限帯と日東駒専の上限帯は、偏差値52.5〜55.0で重なっています。
いま偏差値50前後の人にとって、日東駒専の看板学部とMARCHの下位帯学部は、どちらも現実的な射程に入る目標です。
重なるのは偏差値50台前半の帯



日東駒専が実力相応だからMARCHは無理そう⋯
と線を引く必要はありません。
偏差値帯が重なっている以上、対策しだいで両群をまたいだ出願が組めます。
差が縮まる学部の具体例
具体的には、次の学部が同じ帯で接触しています。
- MARCH側:中央の文、青学の理工(ともに下限52.5)
- MARCH側:法政のスポーツ健康・情報科学、中央の経済(55.0)
- 日東駒専側:東洋の経営(上限55.0)・文学部(哲学で60.0)
- 日東駒専側:専修の国際コミュニケーション(55.0)・人間科学(57.5)
理系でも、日大理工の上位学科(55.0)は法政理工の下限(52.5)を上回ります。
ただし、MARCHの中での位置づけだけでは、分野特有の難易度までは測れません。
明治の農学部(60.0〜62.5)はMARCHの中でも上位帯で、私立の農学系では最難関級です。
学部を選ぶときは、大学群内の相対的な位置づけだけでなく、志望する分野の難易度も確認しておきましょう。
入試方式で機会を増やす狙い方
同じ学部でも、入試方式によってボーダーは変わります。
重なる帯を狙うときは、方式の組み合わせで受験機会を増やしましょう。
- 全学部統一日程と個別日程の両方に出願する
- 共通テスト利用で受験機会を追加する
- 得意科目の配点が高い方式を選ぶ
方式を組み合わせれば、同じ偏差値でも合格の可能性を広げられます。
ただし方式ごとに科目や配点が違うため、出願前に必ず最新の入試要項を確認してください。



学部と方式まで見て初めて、自分だけの合格ルートが描けますよ。
どちらを狙うにも基礎の完成度がすべて


ここまで比べてきた偏差値10の差は、勉強の中身で言えば何の差なのでしょうか。
22年間受験生を見てきた私は、基礎の完成度の差と答えます。
基礎のモレが過去問攻略を阻む
日東駒専の入試は、教科書レベルの基礎を確実に得点できるかを問う問題が中心です。
MARCHではそこに標準レベルの問題が上乗せされ、処理すべき量も増えます。
つまり、どちらを狙うにも土台は同じで、基礎にモレがあると過去問を解き切れません。
基礎の完成度が合否を分ける
偏差値が届かない原因の多くは、応用力の不足ではなく基礎のヌケモレです。
基礎があいまいなまま過去問に取り組んでも、解説を読んで終わる勉強になりやすく、点数は伸びません。
まずは教科書レベルや基本問題に穴がないかを確認するところから始めましょう。
1冊を繰り返して完璧に仕上げる
基礎を固める方法はシンプルです。
教材は数冊に手を出すより、1冊を繰り返して完璧に仕上げる方が効果的です。
選び方のポイントは3つあります。
- 自分のレベルより少し簡単なものから入る
- 分厚いものより薄いものから始める
- 1冊終えてから次のレベルに進む
難しい教材で挫折するより、簡単な1冊を完了させて自信を積み上げる方が確実に伸びます。
独学での基礎固めの進め方は、こちらの記事で詳しく解説しています。


過去問に学力をアジャストさせる
基礎が固まったら、過去問に学力を合わせていく段階に入ります。
志望校の過去問は5〜10年分を目安に繰り返しましょう。
学習時間の6〜7割は
アウトプットに使う
インプットだけでは得点力になりません。
問題を解く時間を学習の主役にしてください。
模試の偏差値が上がるのを待つのではなく、過去問で得点できる状態を先に作る発想が大切です。
基礎固めの計画を
プロと一緒に作る
どの教材を、どの順番で、いつまでに仕上げるか。
ひとりで決めるのは意外と難しいものです。
私が運営するオンライン大学受験指導塾スタディリンクでは、現在の学力と志望校を分析し、一人ひとり専用の学習プランを作成しています。
オンライン自習室では、わからない問題をその日のうちに質問して解決できます。
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偏差値50前後からの受験戦略と併願設計


最後に、偏差値50前後からMARCHと日東駒専へどう向かうか、戦略と併願の組み方をまとめます。
前提になるのは、模試の数字とどう付き合うかの視点です。
現役生は試験1ヶ月前から伸びる



秋の模試でD判定でした。もう志望を下げるべきでしょうか…



現役生は最後の1ヶ月で大きく伸びますよ。判定だけで決めるのは早すぎます!
22年間の実感として、現役生が最も伸びるのは試験1ヶ月前から当日にかけてです。
A判定でも落ちる可能性があり、E判定でも合格する可能性があります。
秋時点の偏差値は、直前期の伸びしろを織り込んでいない数字だと考えてください。
志望を下げる判断は最後まで保留
偏差値が2.5〜5足りない状態で秋を迎えると、多くの人がMARCHを諦めて日東駒専に絞ろうとします。
ただ私は、第一志望を諦めるかどうかは本当に最後の最後まで保留でいいと考えています。
第一志望を諦める判断は
最後まで保留
受験しなければ、合格の可能性はゼロになります。
E判定からの立て直し方は、こちらの記事で具体的に解説しています。


判定との向き合い方は、動画でも詳しく解説しています。
第二志望の過去問演習は不要
併願が不安になると、日東駒専の過去問対策にも時間を割きたくなります。
ただ私の考えでは、第二志望以下の過去問演習は基本的に不要です。
対策時間は次の考え方で配分しましょう。
- 過去問演習は第一志望に集中する
- 併願校は出題形式の確認程度でよい
- 併願校対策は共通テスト後の1ヶ月で対応できる
日東駒専対策に時間を割きすぎて、MARCH対策が薄まるのがいちばんもったいない失敗です。
第一志望に照準を合わせた勉強は、結果的に併願校の得点力も引き上げてくれます。
併願プランの組み立て方
出願は
- 挑戦校
- 実力相応校
- 安全校
の3層で組むのが基本です。
偏差値52.5前後の受験生なら、次のイメージで組めます。
| 層 | 位置づけ | 例 |
|---|---|---|
| 挑戦校 | 実力より上の帯 | MARCHの55.0帯の学部 |
| 実力相応校 | 現在と同じ帯 | 日東駒専の看板学部など52.5帯 |
| 安全校 | 余裕を持てる帯 | 日東駒専の47.5前後の学部 |
| 層 | 位置づけ | 例 |
|---|---|---|
| 挑戦校 | 実力より上の帯 | MARCHの55.0帯の学部 |
| 実力相応校 | 現在と同じ帯 | 東洋の看板学部など52.5帯 |
| 安全校 | 余裕を持てる帯 | 日東駒専の47.5前後の学部 |
全落ちを避けたい人ほど、安全校を先に固めてから挑戦校を思い切り狙ってください。
仮にMARCHへ届かず日東駒専に進むことになっても、受験勉強で積んだ学力と自走力は大学以降も生き続けます。
挑戦した経験は、挑戦した人にしか残らない財産です。
MARCH合格に必要な勉強量は、こちらの記事で学年別に整理しています。


まとめ
MARCHと日東駒専の偏差値比較について、最後に要点を整理します。
- 偏差値レンジの差は全体では約10
- 学部単位では50台前半で帯が重なる
- 理系の差は文系よりはっきり出る
- 合否を分けるのは基礎の完成度
- 第二志望の過去問演習は不要
- 判定で諦めず最後まで上を狙う
偏差値の差は乗り越えられない壁ではなく、基礎固めで縮められます。
大学群のイメージではなく学部単位で比較し、自分に合った受験戦略を立てるのが合格への近道です。
最後まで第一志望を見据えながら、着実に力を積み重ねていきましょう。



偏差値は目安にすぎません。ゴールを決めるのは、これからのあなたの勉強です。
偏差値50からの
併願戦略を一緒に設計
どの学部を挑戦校にして、どこを安全校にするか。
判断材料が多く、ひとりで整理し切るのは大変です。
私が運営するオンライン大学受験指導塾スタディリンクでは、模試の結果と志望を分析し、あなた専用の受験戦略と併願プランを一緒に設計します。
月1回の三者面談で保護者の方にも進捗と戦略を共有するので、家庭内の不安もやわらぎます。
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Q&A
最後に、MARCHと日東駒専の偏差値についてよくある質問に答えます。
疑問が残っている人は、ここで解消してから学習計画に進んでください。


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