2025年度から共通テスト情報Ⅰの試験が始まりました。
『何をどう勉強すればいいかわからない』と悩んでいませんか?
実際に情報専門外の理科教員K先生が『ノー勉』で挑戦してみたところ、意外な結果が見えてきました。
初年度の問題分析から見えた攻略法と、効率的な対策方法を詳しく解説します。
この記事を読めば、あなたの共通テスト 情報Ⅰに対する不安が解消されます。
つまづきポイントや高得点を取る戦略・Q&A・セルフチェックと内容盛りだくさんです。
最後まで読んで共通テスト 情報Ⅰ対策を実行していきましょう!
著者プロフィール

中高一貫校の教員として21年間勤務してきたK先生といいます!
皆さんの大学進学のサポートをさせていただきます。
K先生がノー勉で解いてみた!2025年度 共通テスト 情報Ⅰ
2025年度の共通テストから情報Ⅰの試験が多くの国公立大学で必須になりました。

どんな問題かわからなければ教員として受験指導できないよなあ…。
ということで、とりあえず解いてみました!
解いてみて、情報専門の先生とディスカッションした上での対策法を紹介します。
問題構成と平均点
大問は全4問で以下のような構成になっています。試験時間は60分です。
大問 | 出題分野 | 配点 | 設問数 | マーク数 |
---|---|---|---|---|
第1問 | 小問集合 | 20 | 4 | 11 |
第2問 | A データの活用 | 30 | 4 | 9 |
B シミュレーション | 3 | 7 | ||
第3問 | プログラミング | 25 | 3 | 12 |
第4問 | データの活用 | 25 | 4 | 12 |
合計 | 100 | 18 | 51 |
2025年度 大学入試共通テスト 情報Ⅰ
・受験者数 279,718 人
・平均点 69.26 点
引用元:独立行政法人 大学入試センター

共通テストの全志願者が462,066 人なので、全体の60.5%の人が情報Ⅰを受験したことになるね。
情報科目 必須1年目の学年なので、比較的難易度は低めに設定されたのではないかな。
新課程入試1年目の問題は比較的平均点が高くなる傾向があります。この傾向はセンター試験の時代から続いています。
今年の場合は化学が難化しました(平均点45.34)が、他の科目の難易度は概ね標準的でした。
K先生の試験結果


情報科目ド素人の理科教員だけど結構取れました!
時間制限ナシで78点だったよ!!実際には60分のところ、70分くらいかけて解いたかな。
問題を見てみたい人は2025年度本試験の過去問と解答を参考にしてください。
※過去問は東進ハイスクール、解答は大学入試センターのホームページにつながります。
第1問


いきなり知識問題が出てきて面食らったけど、その後は問題文を読めばわかる問題が続いたのでなんとか形になったよ!
第2問


読めばわかる問題が大半で、高得点をとれて嬉しかったよ!
第3問


やっぱりプログラミングはノー勉では難しいね…。
運良くカンが当たって得点できたけど、高得点を取るためには対策が不可欠だね!
第4問


知識問題は知ってないと得点できないね…。
散布図の問題は難しかったよ。できたと思ったけど間違えちゃったね。グラフや図解の読み取りは練習が必要かな…。まさに情報処理の能力が問われていると感じたよ。
難易度
平均点が7割弱なので、比較的簡単な試験だったといえます。私が78点取れたのも比較的簡単な試験だったことが要因です。
ただし、問題文の読解には要素を丁寧に抽出する力が必要です。読解力はすべての教科で必要な力なので、他教科の共通テスト対策をしっかりやっておけば、読解系の問題は解けると思います。
ただし、2026年度の試験は難化することも考えられますので、想定には入れておきたいです。
情報Ⅰの試験を解いてわかったこと
- 教科書の基礎知識(語句・プログラミング)は必要
- 文章や図解・グラフの読解力が必要
- 問題文を読解した上で論理的な思考力が必要
情報の先生の意見も交えたK先生なりの攻略法

私が解けなかったのは主に知識問題とプログラミングの問題でした。
知識は教科書ベースで、プログラミングは問題集を用いて対策をすれば8割以上が見えてくると思うよ。
まずは学校の授業をしっかり受けると良いでしょう。学校の定期テストも大切にすると、効率よく学力を伸ばせます。
共通テストの情報対策はどうしても5教科に比べて後回しになります。あとから勉強したときには、内容を忘れているでしょう。授業中に大切だと感じたところはマーカーで印をつけておくと良いでしょう。

高1・2の授業時にマーカーで印をつけておけば、共通テスト直前に教科書開いた際に勉強が楽になるよ!
勉強は積み重ねが大切なんだよね。後から見直すことを念頭において高1・2の授業を受けるのがベストだね!!
授業の内容をもう一度復習したいときはスタディサプリを活用しましょう。スタディサプリはすべての科目の動画が見放題です。不安な箇所だけ選んで効率よく学び直しできます。
スタディサプリは14日間の無料体験があるので、まずは気軽に試してみてください。
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基礎的な内容を理解できたらあとはひたすら問題演習をしましょう。問題集を一冊終わらせたら2025年度の共通テスト本試験と追試験の2回の本番に取り組むと良いでしょう。

問題集は1冊を丁寧にやれば十分。あとは、2025年度の過去問(本試験・追試験)をしっかりやって実力を試そう。
模擬試験の復習も有効だよ。それと、学校でもらった教材はフルで活用しましょう。
学校の教材で足らない場合、不安な場合は市販の書籍を活用しましょう。以下は、情報の共通テスト対策おすすめ問題集と参考書です。
著書 | 共通テスト過去問研究 情報Ⅰ |
大学入学共通テスト 情報Ⅰ実戦対策問題集 |
学校で習っていなくても 読んで理解できる 藤原進之介の ゼロから始める情報I |
きめる!共通テスト 情報I |
---|---|---|---|---|
表紙 |
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出版社 | 教学社 | 旺文社 | KADOKAWA | Gakken |
内容 | 過去問題集 | 問題集 | 参考書 | 参考書 |
難易度 | 共通テスト | 共通テスト | 授業の復習 | 共通テスト |
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共通テスト情報Ⅰの具体的な対策法
いつから始めればいい?
国公立大を考えている場合、情報よりも先にやらなければならない科目がたくさんあります。まずは、主要教科の学習を先に進めましょう。
理系なら英語・数学・理科
文系なら英語・数学・国語・社会
(実際は各大学の試験科目や配点によって異なります)
情報は、正直後回しでも構いません。まず、主要教科の習得を優先しましょう。

ただし、情報学習の見通し(プラン)は立てて置いた方がいいよね。
では、目安になる3つの学習プランを見ていこうか。
高校1・2年生から(余裕を持った対策プラン)
この時期(高1・高2)に始めるメリット
・授業内容が新鮮なうちに基礎を固められる
・定期テストで知識の定着を図りやすい
・模試や過去問演習に早めに取り組める
普通科の高校では、高1または高2で週2時間の情報の授業が行われています。この段階にいる皆さんは、共通テスト情報対策において最も有利なポジションにいます。
まずは、授業と定期テストで理解度を高めておくと共通テストで高得点を取りやすくなります。

教科書の太字を中心にした知識の整理を高1・高2の間にしておこう!
プログラミングも情報の先生に教えてもらってマスターしておくといいね。
2年生の冬あたりから共通テスト対策の模試が始まります。模試が返ってきたら徹底的に分析をしましょう。模試では、間違えた問題の確認・解き直しまでやると効率よく学力を向上できます。
偏差値だけではなく、大問ごとの得点率と平均点を確認して、弱点分野を洗い出しましょう。
高3に入ったら模試を中心に問題演習を進めて、12月〜直前期にかけて過去問に取り組めば情報の共通テスト対策は完了です。9割以上の得点も十分に狙えると思います。

対策を進めていく中で、得点が伸び悩んだら先生や専門の方に相談しましょう。
一人で悩んでいても仕方ないので、情報対策は塾に任せてしまうのもありです!
こんな悩みはありませんか?以下の3項目をチェックしてみましょう!
一つでもチェックがついた人は、オンライン情報Ⅰ専門塾「情報ラボ」を利用してみましょう。
高校3年生夏休み前(効率重視の対策プラン)
「今まで情報の勉強をしていなかった…」「他の科目で手一杯だった…」という高3生も安心してください。夏休みから始めても十分間に合います。
まずは、今まで受けてきた模試を振り返り、解き直しましょう。
模試中心に学力を伸ばすステップ
① 模試を解き直してできなかった問題のピックアップをする
② その内容を精査し、どこでつまづいたのかを確認する
③ つまづいた問題を中心に 知識習得 & 問題演習 でレベルアップ
11月〜直前期は過去問に取り組んで、完成度を確認しましょう。
知識やプログラミングなどのヌケモレがあれば教科書や参考書に戻って基礎のやり直しをすると良いです。

時間がたっぷりあるわけではないから
→問題演習
→基礎に戻る
→問題演習
→基礎に戻る
このステップを繰り返していくのがいいね。
最短で苦手な分野を克服できるよ!
模試や過去問に取り組む際は、60分の試験時間を守ろう。できれば55分間で解くクセをつけておくと、本番で焦らずに解けるはずだよ!
こんな悩みはありませんか?以下の3項目をチェックしてみましょう!
一つでもチェックがついた人は、オンライン情報Ⅰ専門塾「情報ラボ」を利用してみましょう。
高校3年生秋以降の人(最短ルート対策プラン)
「もう秋になってしまった…」「情報の対策が全く進んでいない…」そんな高3生も諦める必要はありません。

情報の学習を直前期まで引っ張っている受験生は少なくないから大丈夫。
今からでも間に合うからすぐに取り掛かろう!
情報の対策に取り組んでいないのは、あなただけではないので安心してください。
情報Ⅰは短期集中型の対策で高得点を取れる科目です。焦らず一つ一つ確実に進めていきましょう。
限られた時間を最大限活用するため、以下の順序で進めます。
- 11月:基礎知識の超高速インプット
- 教科書の太字用語を優先的に暗記
- 頻出分野(データの活用、プログラミング基礎)に集中
- 1日1〜2時間の短時間集中学習
- 12月:過去問中心の実戦演習
- 2025年度本試験・追試験・試作問題(2022年発表)を繰り返し解く
- 当日しっかり問題を読めるよう、集中的に訓練を重ねる
- 時間配分(55分完答)の練習を徹底
- 1月直前期:弱点の最終チェック
- 過去問で間違えた分野の集中復習
- 本番形式での最終確認
以下5項目のチェックをしてみましょう!
3つ以上チェックがついた人は、独学では限界があるかもしれません。限られた時間で確実に結果を出すには、情報Ⅰの専門指導を受けることが最短ルートです。
オンライン情報Ⅰ専門塾「情報ラボ」を検討してみましょう。
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必要な参考書・問題集は?
情報Ⅰの対策において、「どの教材を使えばいいのか分からない」という声をよく聞きます。
無理に多くの教材に手を出す必要はありません。まずは現在持っているものから手を付けていきましょう。
まずは手元にある教材を活用しよう
多くの受験生が見落としがちですが、まずは教科書と学校で配布された問題集をしっかりとやりましょう。
- 教科書の内容が共通テストの出題範囲と完全に一致している
- 学校配布の問題集は、基礎から応用まで体系的に学習できる
- 追加費用がかからず、すぐに始められる
上記の利点を考えても学校の教材だけで十分に共通テスト対策が可能です。
効率性を重視するなら参考書や問題集を購入しよう
教科書だけでは理解が進まない、もっと効率よく用語やプログラミングを習得したい場合は、市販の参考書を購入しましょう。
参考書を選ぶポイントは以下の通りです。
- 図解やイラストが豊富で理解しやすいもの
- プログラミングの解説が丁寧なもの
- 共通テスト対策に特化したもの
- 重要用語がまとめられているもの

問題集や参考書は何冊もやるのではなく、1冊を完璧にする方が効果的だよ。
近くに本屋がない場合は、Amazonのレビューを見て買うといいよ。ぜひ参考にしてみてね。
著書 | 共通テスト過去問研究 情報Ⅰ |
大学入学共通テスト 情報Ⅰ実戦対策問題集 |
学校で習っていなくても 読んで理解できる 藤原進之介の ゼロから始める情報I |
きめる!共通テスト 情報I |
---|---|---|---|---|
表紙 |
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出版社 | 教学社 | 旺文社 | KADOKAWA | Gakken |
内容 | 過去問題集 | 問題集 | 参考書 | 参考書 |
難易度 | 共通テスト | 共通テスト | 授業の復習 | 共通テスト |
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高得点をとるためには?
共通テスト情報Ⅰで高得点を狙うには、4つをバランスよく身に付ける必要があります。
- リード文の読解力
- 表やグラフの読み取り力
- 基本的な知識の習得
- プログラミングの習得
単純な暗記だけでは通用しません。総合的な情報活用能力が問われるのが情報Ⅰの特徴です。
ここでは、高得点を取るのに欠かせない4つの力について解説します。
リード文の読解力を鍛える
共通テスト情報Ⅰの問題は、問題文が長いのが特徴です。
1つの大問で2〜3ページにわたる場合もあります。その中から必要な情報を抜き出して解答する力が求められます。
効果的な読解力アップ法
- 要点にアンダーラインを引きながら読む
重要な数値、条件、結論部分を目立つようにする - グラフや表と本文を対応させる
説明文とグラフ・表の関係性を常に意識する - 設問を先に読む
何を答えるべきかを把握してから本文を読むと効率的


問題文をじっくり読まないと解答できないね。僕はド素人だから時間無制限で解いたけど、これを60分でやるのは結構しんどいかな…。
速読しながらも要点を見落とさない技術が、高得点の鍵を握っているね!
グラフや表の読み取り力を強化する
共通テスト情報Ⅰでは、グラフや表からデータを読み取って分析する問題が多く出題されます。この分野は配点が高く設定されているため、確実に得点したい分野です。
読み取り力向上のコツ
- 軸やタイトルを最初に確認
何のデータなのかを必ず把握する - 最大値・最小値・傾向を読み取る
数値の変化パターンを意識する - 複数のグラフを比較する
関連性や違いを見つける練習をする

下の問題のように、表に直接書き込んでいけば自然と正解を導き出せるよ!


グラフは軸がすべて!これは私の専門の理科でも同様です。何の軸なのかを読み取れば、内容がわかってくるよ!
グラフも表と同じで直接書き込んで情報を整理しよう。汚い字でも自分が読めればOKだよ!

覚えることは? 基本的な知識の習得
共通テストの情報は、知識がないと解けない問題が一定数あります。
例えば、以下のような問題です。

高得点を取るためには、知識問題を確実に得点する必要があります。だれでもできるものなので、教科書の太字を中心に基礎知識を一通り学習しておきましょう。

9割以上を狙うなら知識問題は落とせないよ。東大・京大・医学部・旧帝大を狙うならしっかりやっておきたいね。
プログラミングは難しい?プログラミングの習得


正直、さっぱりわからなかった。なんとなく選んだ答えが正解していただけで完全にマグレだったよ…。
プログラミングは完全にド素人なので、情報の先生に聞いてきたよ!
高校の情報Ⅰの授業で使用するプログラミング言語はPython・JavaScript・VBAなど多様であるため、共通テストでは独自のプログラム表記が使われています。
以下は、共通テスト用プログラム表記の例示です。

四谷学院HPより引用
プログラミングは絶対に対策が必要です。情報Ⅰの中で最も難易度が高く、対策に労力を必要とする分野です。
プログラミングは独学でやるよりも教えてもらうのが基本です。独学でできたら誰も困りません。まずは、学校の授業をしっかり聞き、パソコンを使ったプログラミング演習で力をつけるのが得策です。
また、問題集を活用してプログラミングのパターンを押さえておくと良いでしょう。
それでもプログラミングがわからない場合は、オンライン情報Ⅰ専門塾「情報ラボ」を活用しましょう。
「情報ラボ」は累計900名以上の指導実績を持つ数強塾グループが運営する情報Ⅰ専門塾です。
今なら体験授業が実質無料です。 キャンペーンコード【sukyo】で体験授業料3,000円分が入塾金から値引きされます。
プログラミングを難しいと感じたら、体験授業を受けてみませんか?

まとめ 高得点を取るための優先順位
情報で高得点を取るためには、
- リード文・グラフ・表の読解問題を適正な時間で正確に解けるようにする
- 知識問題を確実に解けるようにする
- プログラミング問題を解けるようにする
この順番で学習するとよいでしょう。
2025年度は知識問題7点、プログラミング問題14点でした。
それ以外の79点分はすべてリード文・グラフ・表の読解問題です。まずは、読めれば解ける問題の練習をしましょう。
それだけでも6割を下回ることはなくなるはずです。読解問題がある程度できるようになったら、次に知識問題やプログラミング問題に取り組みましょう。
私の勤務校のデータだと、
という結果になっています。

旧帝大に合格するためには絶対に90点以上!というわけではないけど、他教科でミスした場合に情報で取り返すこともあるから、手は抜かないようにしよう。
過去問と試作問題で演習しよう!
共通テスト対策は、情報だけに限らず過去問演習が最も重要です。
大学入試センターの問題作成方針では、「これまで良質な問題作成を行う中で蓄積した知見や、問題の評価・分析の結果を問題作成に生かす」とされています。
したがって、過去問や試作問題を演習するのはとても重要です。大学入試センターが作成した新課程 情報Ⅰの問題には以下のものがあります。
- 2025年度共通テスト 本試験過去問
- 2025年度共通テスト 追試験過去問
- 2022年大学入試センター発表 試作問題
- 2021年大学入試センター発表 サンプル問題
この4題をすべて収録し、丁寧に解説している問題集はこれです。

いわゆる赤本です。過去問はもちろん掲載されていますが、過去問の前に掲載されている共通テストに関する詳細な分析を有効活用しましょう。
情報Ⅰの出題形式から対策・分野別のまとめまで事細かく丁寧に解説されています。ぜひ手にとって情報の共通テスト対策に役立ててください。

模試よりも過去問が大事だよ!過去問は本当に出題された本番だからね。
過去問をやらないのは共通テストを諦めるのと同意だよ!!
過去問やるなら赤本!
共通テスト過去問研究 情報Ⅰを見てみる2026年度 共通テストに向けて
2025年度の共通テスト情報Ⅰが終了し、初年度の結果が明らかになりました。2025年度入試を踏まえて、2026年度に向けてどのような変化が予想されるか考えていきましょう。
2025年度は、多くの受験生が手探り状態で臨みました。しかし、2026年度は過去問が存在し、予備校の対策も本格化する中で、試験問題自体も調整される可能性が高いです。
2026年度の共通テスト情報Ⅰを有利に進めるためのポイントを詳しく解説します。
2025年度より難化する可能性は?
2026年度は2025年度より難化する可能性は大いにあります。
下のデータは2025年度の共通テストの主要科目の平均点を高い順に並べたものです。
順位 | 科目 | 平均点 |
---|---|---|
1 | 情報Ⅰ | 69.26 |
2 | 地学基礎 | 68.98 |
3 | 歴史総合・世界史探究 | 66.12 |
4 | 国語 | 63.33 |
5 | 生物基礎 | 62.78 |
6 | 公共・政治・経済 | 62.66 |
7 | 英語リスニング | 61.31 |
8 | 公共・倫理 | 59.74 |
9 | 物理 | 58.96 |
10 | 英語リーディング | 57.69 |
11 | 地理総合・地理探究 | 57.48 |
12 | 歴史総合・日本史探究 | 56.99 |
13 | 化学基礎 | 54.00 |
14 | 数学ⅠA | 53.51 |
15 | 生物 | 52.21 |
16 | 数学ⅡBC | 51.56 |
17 | 物理基礎 | 49.56 |
18 | 化学 | 45.34 |
19 | 地学 | 41.64 |

他の科目と比較すると、情報Ⅰの平均点が高かったのがよく分かるよね。
私の直感だけど難化する可能性は90%ってところかな。今年よりは難しくなると覚悟しておいた方が本番慌てなくてすむよね。
今年度は、リード文やグラフ・表を読み取る問題の難易度が低かったと思います。次年度はより思考力を要する問題が出題される可能性があります。また、プログラミングの問題に関しても、配点が14点と低かったため、2026年度は配点が多くなる可能性も大いにあります。
しっかりと対策をして共通テストに臨みましょう!
模試の活用
2025年度1月の情報Ⅰの初年度入試が終わったことで、予備校各社が作る模試も過去問にアジャストした形式になります。
共通テスト模試は本番を想定し、時間配分を意識しながら解くようにしてください。以下の点を意識すると良いでしょう。
共通テスト模試は注意が必要です。6教科8科目(試験時間合計 10時間10分)を1日で実施するという常軌を逸した日程になっています。
その中で、情報Ⅰは最後の科目になります。心身ともにクタクタの状態で受験しなければなりません。

10時間10分の模試のラストが情報Ⅰ
クタクタな状態なので集中力・思考力が落ちていると思うよ。受験には体力も必要だから、長時間学習を通して普段から学習のスタミナをつける訓練をしておくといいよ。
共通テスト情報Ⅰ対策 Q&A
受験生から寄せられる情報Ⅰ対策に関する疑問や不安を、一緒に解決していきましょう。実際の指導経験を基にした実践的なアドバイスをお届けします。
情報の勉強に関するQ&A
Q.情報Ⅰの勉強は何から始めればいいですか?
A.まずは模試や過去問などを解いてみましょう。できない分野を分析して、一番点数が取れない分野から対策をしていきましょう。
Q. プログラミングが全く分からないのですが、どうすればいいですか?
A. プログラミングは独学では限界があります。まずは学校の情報の先生に質問してみましょう。学校に専門の先生がいない場合は、オンライン情報Ⅰ専門塾「情報ラボ」のような専門指導を受けることをおすすめします。
Q. 情報Ⅰの問題文が長くて読むのが大変です。どう対策すればいいですか?
A. 問題文を読むときは、重要な部分にアンダーラインを引きながら読みましょう。また、設問を先に読んで「何を聞かれているのか」を把握してから本文を読むと効率的です。
Q. グラフや表の読み取り問題が苦手です。コツはありますか?
A. まず軸やタイトルを確認して「何のデータなのか」を把握しましょう。その後、最大値・最小値・変化の傾向を読み取ります。グラフや表に直接書き込みをしながら解くと理解しやすくなります。
対策にかかる時間や労力に関するQ&A
Q. 情報Ⅰの対策にはどのくらい時間をかけるべきですか?
A. 学年や基礎知識の有無によって異なります。
高1・2 → 定期テスト前を中心に週1〜2時間程度の学習
高3夏 → 週2〜4時間程度の学習
高3秋 → 毎日1〜2時間の集中学習
Q. 他の科目が忙しくて情報に時間をかけられません。最低限やるべきことは?
A. 時間が限られている場合は、以下の順番で対策してください
1.過去問の演習(2025年度本試験・追試験)
2.模試の復習
3.基本用語・プログラミング対策
Q. 情報Ⅰは独学でも高得点が取れますか?
A. 基本的には独学でも可能です。プログラミング分野が不得意な人は専門指導を受けた方が効率的です。特に短期間で高得点を狙いたい場合は、専門塾の活用を検討してください。
メンタル・マインドに関するQ&A
Q.情報Ⅰが新科目で不安です。どう気持ちを整理すればいいですか?
A. 2026年度は新科目2年目になります。過去問が少ない分、差がつきにくい科目とも言えます。焦らず着実に積み上げていけば結果は出ます。
Q. 模試で思うように得点できず、焦っています。
A. 模試の結果に一喜一憂する必要はありません。大切なのは間違えた問題を分析し、次に活かすことです。情報Ⅰは短期間で得点アップが期待できる科目なので、諦めずに頑張りましょう。
Q. 情報Ⅰの対策が他の科目に比べて後回しになってしまいます。
A. それは普通のことです。まずは主要科目(英数国理社)の基盤を固めましょう。情報Ⅰは短期集中で得点アップが可能です。他の科目がある程度安定してから本格的に取り組んでも十分に間に合います。模試の復習だけはやっておくといいでしょう。
Q. プログラミングが全く理解できず、挫折しそうです。
A. プログラミングは最初は誰でも難しく感じるものです。分からないことがあれば、遠慮なく先生や専門家に質問しましょう。
Q. 共通テスト直前期に情報Ⅰの勉強をするのは無謀でしょうか?
A. 決して無謀ではありません。情報Ⅰは短期集中で得点アップが可能です。直前期でも過去問演習を重点的に行えば、十分に高得点が狙えます。
共通テスト情報Ⅰ対策 セルフチェックリスト
まとめ
受験生はただでさえ大変なのに、2025年度から情報Ⅰという科目が増えてしまいました。受験生が置かれている立場は非常に厳しいものです。
しかし、やらなければ未来は切り開かれません。グッと我慢して、問題と向き合ってみましょう。

情報の対策が全然できていないのにもう12月…。どうしよう?

対策してもなかなか点数がよくならない…。どうしよう?

受験生のみんなは同じ悩みを抱えているよ。けしてあなただけではないから、不安な気持ちは横に置いといて、まずはじっくり問題と向き合ってみよう。
情報は、主要教科に比べて対策が遅れがちになります。遅れてしまっても、最後まで諦めずに取り組む姿勢が大事です。

諦めたらそこで試合終了だから、受験前日まで粘ろう!直前に学習した内容がでることもあるから諦めない気持ちが大事だよ!
さあ、ラストスパート頑張っていこう!
最後まで読んでいただきありがとうございました。

エデュウェーブ 学びの探究
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