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受験勉強を続けてきて、高3秋の模試で志望校がE判定…。
このような状況に直面した経験を持つ受験生は、決して少なくありません。
・諦めて志望校を下げる人
・絶望的な状況でやる気を失う人
・現実逃避に走ってしまう人
受験から逃げたくなる気持ちはわかりますが、まだ受験は始まっていません。
入試まで時間はあります。
この記事では、21年間受験生を指導してきた筆者が、E判定から第一志望に合格するための戦略・勉強法を解説します。
残り少ない時間で何に取り組むのか明確にし、志望校合格を勝ち取りましょう!
著者プロフィール

中高一貫校の教員として21年間勤務してきたK先生です!
皆さんの大学進学のサポートをさせていただきます!
詳細はこちら
愛知県出身/国公立大学農学部卒
中高一貫校の教員として21年間勤務。
学年主任を務めながら、東大・京大・医学部を含む難関大受験の指導に携わる。
2025年4月より教育ブログ「EduWave 学びの探究」を運営。
教員歴21年の私がブログを始めた理由と使命
教員として多くの生徒と向き合ってきましたが、どれだけ頑張っても伝えられる相手は限られていました。クラスの生徒・保護者・せいぜい学年内まで…。
もっと多くの人に、
- 大学受験に関する有益な情報
- 日本の教育の良さや課題
- これからの時代に必要な力
を届けたい。
このブログは、教員という枠を超えて、大切なことを伝えるための新しい挑戦です。
逆転合格するためにやるべきこと
今のあなたが逆転合格に向けて実際にやるべきことは何でしょうか?
合格を勝ち取るためには、
・平日4時間、休日10時間勉強する
・塾の授業を週5回受ける
・学校の授業を寝ずに受ける
といった抽象的な目標ではなく、
・ターゲット1900の「重要単語700語」をすべて暗記する
・黄チャートの例題をすべて解けるようにする
・過去問5年分を解き、各教科ごと個別に添削をお願いする
のような具体的な目標を立てましょう!
逆転合格を目指すには、気持ちだけでなく、冷静な現状分析と戦略的な学習が必要です。ここでは、合格の可能性を一歩ずつ高めていくために必要な4つのステップを紹介します。
自分の状況を正確に分析する
逆転合格をするためには、現在の自分の立ち位置を明らかにしましょう。



模試の結果が返ってきた。偏差値悪くてE判定だった…。



ケンタ君、偏差値と判定以外の項目は確認したかい?



ショックすぎて何も見ていません。



OK!では、一緒に見ていこうか。
模試は、受験の母集団の中で、自分がどの位置に立っているかを客観的に知れるツールです。偏差値や判定に一喜一憂するのではなく、模試を診断結果として捉える視点が必要です。
模試の返却結果をよく見る
模試が返ってきて、一通り偏差値と判定をみたら、度数分布表を確認しましょう。



K先生!これが結果です。アドバイスをください⋯。





あと5点上乗せできたらD判定になるね。



5点なんてちょっとのことで変わるし、ほぼD判定みたいなものだな…。



志望校の定員は40名だから、40位以内に入ることを考えるといいよ!



あと35点か。35点をどこで取ろうかな⋯。



得点の内訳は?



得意の数学が82点、物理が50点。苦手の英語が33点でした。



問題は英語だね。英単語と英文法を一からやり直して、基礎的な長文問題集を一冊終わらせようか。



わかりました!早速今日から取り組んでみます!



そうそう。その意気!英語が20点上がればC判定だよ!
データを正しく読めば、次の一手が見えてきます。
「何を」「どれくらい」伸ばすか明確にして、逆転合格を果たしましょう!
模試の解き直しを行う
現状分析ができたら、模試を解き直してみましょう。



ケンタ君、模試で間違えたところを解き直してみた?



まだ、やってないです。時間がなくて…。



時間がないなら答案と模範解答を見比べるだけでも構わないよ!



(見比べるだけならできそうだな…)
わかりました!やってみます!!
模試はあなたが全力を出し切って解いた貴重な問題です。
真剣に復習することで、「誤った思考のクセ」や「間違いのパターン」を見つけられます。
「できなかった問題」には伸びしろがあります。模試のあとは必ず復習して、効率よく学力をアップさせましょう。
過去問演習を徹底して行う
逆転合格を目指すうえで、最も信頼できる教材が「過去問」です。過去問にじっくり取り組むことで突破口が見えてきます。
模試は重要ですが、本物の試験ではありません。予備校や業者が独自に作成した問題です。一方、過去問は大学の先生達が1年間かけて緻密に設計し、出題された本物の入試問題です。
模試と過去問の違い



過去問には、受験生の「どんな力を見て、どんな学生を取りたいか」という明確な意図が込められているんだ。模試とは質が違うよ。



そうなんですね!模試ってときどき変な問題があって、こんな問題でいいの?って思うこともあります。



変な問題もあるよね。過去問でも難問・奇問はあるよ。



なるほど〜。ちょっと変だなと思ったら先生に相談してみます!



違和感や疑問点はすぐに解消してどんどん突き進んでいこう。
共通テスト対策では、模試と本番でさらに状況が異なります。
共通テスト対策 過去問は最強の教材



2025年度入試からいよいよ新課程の共通テストが始まったよ。



どんなところが変わったんですか?



探究的な学びが重視されるようになったので、問題の質が大きく変わったんだ。
- 暗記やパターン中心の問題から思考力・判断力を必要とする問題になった
- 試験時間が数学ⅠA・数学ⅡB・国語で10分ずつ増えた
- 情報Ⅰの必修化により国公立大志望の人は6教科8科目の受験をしなければならなくなった



探究的な内容で8科目って本当に辛いです…。単なる暗記では対応できないですか?



そうだね。暗記だけで解ける問題は少ないと思ったほうがいいね。



じゃあどうすればいいんですか??



過去問をやろう!過去問が一番の教材だよ!
模試に振り回されるのではなく、過去問を軸に据えて対策を進めましょう。
2021年度 本試験 + 第2日程
2022年度 本試験 + 追試験
2023年度 本試験 + 追試験
2024年度 本試験 + 追試験
2025年度 本試験 + 追試験(新課程入試)試験時間変更 & 情報Ⅰ追加
過去問対策を徹底して、本番での得点力を身につけていきましょう。
必要なときは個別指導も検討を
高3の秋にE判定を取ったとしても、逆転合格は可能です。ただし、迷わず効率的に学習成果を上げる戦略が必要です。
「学習の舵取りをしてくれる信頼できる人」を見つけましょう。
週1回以上の個別指導を受けながら勉強すれば、合格への道をまっすぐ進めるでしょう。



まずは受験について精通している信頼できる学校の先生を探してみよう。



学校の先生は教えるのあまり上手じゃないんです。塾の先生の方が頼れそうだけど、集団指導の塾だから質問しづらいんです。



そういうときはオンライン家庭教師がおすすめだよ。
おすすめは東大生のオンライン個別指導『トウコベ』です。
東大生がどんな勉強法で教えてくれるのか興味はありませんか?
- 東大生の考え方・勉強法を知れる
- モチベーションを高めて、継続的に勉強できる習慣が身につく
- あなたの学習状況に沿って、あなたに合った勉強方法を一緒に考えてくれる



成功している人の話を聞いて実践するのが一番早い!東大生の話は説得力が段違いだよ。
日本の最難関大学を突破した東大生に勉強を教われば、勉強の内容はもちろんですが、考え方や行動が変わっていきます。



東大生ってどんな雰囲気なんですか?



朗らかで人間性も豊かな人が多い印象だよ。



いいですね!一度、東大生と話してみたいです。
頭脳明晰で人間性も豊かな東大生がマンツーマンでサポートしてくれる。これほど安心できる環境は他にありません。
- 東大生が立てた学習戦略で成果が出せる
- 「わかる」経験で勉強に前向きになれる
- 効率的な勉強で「部活」と「勉強」を両立
まずはオンラインの個別勉強相談
志望校を下げるべきか迷ったら
模試でE判定が続くと「もう志望校は無理なのでは?」と心が折れそうになることもあるでしょう。
しかし、志望校を下げるのはまだ早いです。
毎年、生徒たちに伝えている言葉があります。



受験は受けなければ受からない
第一志望を受けること自体が素晴らしい挑戦だよ
第一志望を目指して努力し、その勝負の舞台に立つこと自体に大きな価値があります。その挑戦はあなた自身を成長させる貴重な経験になります。
チャレンジせずに逃げてしまうと、その時点で志望校合格の可能性はゼロです。
「諦めたらそこで試合終了ですよ」
スラムダンクの安西先生も言っていました。
大学入学後に「第一志望をなぜ受けなかったのか」と後悔する生徒もいます。仮面浪人するケースもあります。
高3の秋から入試まで80〜120日をどう過ごすか?で結果は大きく変わります。
実際、模試でE判定だった生徒が、最後まで粘って逆転合格を果たすケースは少なくありません。入試本番までの数ヶ月で劇的に力をつける生徒がいるのも事実です。
浪人ができない場合、併願校や第二志望の準備は必要です。しかし、第一志望を諦めるかどうかは、本当に最後の最後まで保留にしておいて構いません。高3の秋は「まだ挑戦できる立場にいる」ことを忘れずにいてください。
高3秋にE判定 逆転合格体験談
「本当にE判定から合格できるの?」 「具体的にどんな勉強をすればいいの?」
そんな疑問を持つあなたのために、実際にE判定から逆転合格を果たした先輩たちの体験談をご紹介します。
E判定から逆転合格する生徒には共通点があります。決して奇跡や運ではありません。彼らには明確な「勝ちパターン」があったのです。
ここでは、そんな逆転合格を果たした先輩たちに共通する特徴を、具体的な体験談とともにお伝えします。
先生や頼れる人に相談していた


高3秋の模試でE判定を取って絶望的な気持ちになっている人もいるかもしれません。方向性が定まらず困っているときは、信頼できる人に相談しましょう。



先生に相談して「得意の数学でしっかり点を取り、苦手な化学で平均を下回らないようにする」という方針を立ててもらいました。結果、志望校に合格できました!



秋の時点では化学が壊滅的だったけど、基礎を徹底的に固めたおかげで急激に点数を取れるようになったね。本番の化学は受験者の平均点を上回ったんじゃないかな?
しかし⋯



こんな状態で先生に質問するのは恥ずかしい。どうしたら成績があがるんだろう…。



友達に勉強法を聞くのって、なんか負けた気がする…。自分でなんとかしたいんだけど、どうすればいいんだろう…。
こんな風に考える受験生は少なくありません。
しかし、逆転合格を実現した先輩たちは、周りの人の知恵や経験を活用していました。
人の力を借りることは弱さではありません。むしろ、合格に向けて最短距離を進むための大切な手段です。
先生や合格した先輩、塾の講師・家庭教師など第三者に相談すれば、逆転合格までの道筋を示してもらえます。



まずは、信頼できる先生に勉強の質問に行ってみよう。あなたが信頼できる先生ならきっと相談に乗ってくれるはずだよ。
まずは、授業後に先生をつかまえて質問をしてみましょう。
・客観的に自分の強みと弱みがわかる
・間違った勉強法に気づける
・本番に向けた戦略を立てられる
・思い込みによる「つまずき」を修正できる
もし、信頼できる人が身近にいない場合、オンライン家庭教師を利用してみてはいかがでしょうか?
おすすめは東大生のオンライン個別指導『トウコベ』です。
- 東大生の考え方・勉強法を知れる
- モチベーションを高めて、継続的に勉強できる習慣が身につく
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まずはオンラインの個別勉強相談
基礎を徹底的に学習していた


E判定から逆転合格した卒業生たちに話を聞くと、必ずと言っていいほど出てくるのが「基礎の大切さに気づいた」という言葉です。
「もっと難しい問題ができなきゃ」と思いがちですが⋯
基礎がなければ発展的な問題は解けません。
入試問題を見ると、一見すると複雑で手の付けようがない問題に見えます。しかし、よく分析してみると、基礎的な知識や解法の組み合わせでできています。
高3の10月までずっと過去問ばかり解いてたんだけど全然点数が上がらなくて…。そこで、英単語と英文法の基礎をやり直しました。
最初は「今さら基礎なんて」と思ったんですけど、1ヶ月後の模試で英語の偏差値が10上がりました。基礎がしっかりしたおかげで、長文読解のスピードと正確性が一気に上がったことが勝因だと思います!



過去問演習は本当に大切だけど、できない原因を基礎だと見出せたのが素晴らしいね!
もともと数学が苦手で足を引っ張っていました。青チャートをやっていたんですけど、高3の秋に偏差値がでなくてこれではヤバい!と思って黄チャートを買って、基本的な例題からもう一度やり直しました。
青チャートより基礎的な黄チャートをやると、基本がわかっていなかったことに気づきました。



数学の入試問題は難しく見えるけど、多くの問題は基本問題の組み合わせなんだよね!
過去問演習をたくさんやっているけど、成績が上がらないという人は、基礎に戻ってみてください。意外と「わかっているつもり」だった部分が多くて驚くかもしれません。基礎の穴が埋まると、成績は一気にあがります。
教材は新しいものを買う必要はありません。1冊を使い倒す気持ちで徹底的にやりこみましょう。基礎を固めることが逆転合格への近道です。
過去問演習を頑張り続けた
逆転合格を果たした生徒たちは共通して、過去問を徹底的にやり込んでいました。
過去問は、実際に出題された本物の入試問題です。過去問を解けるようになれば、その大学に合格する力がついてきた証拠です。
- 問題の出題形式
- 難易度
- 頻出単元
- 時間配分の感覚
本番を想定した演習を繰り返せば、得点力だけでなく入試を戦う戦術が磨かれていきます。
最初は全然点が取れなかったんですけど、過去問を繰り返し解くと、時間配分や解く順番のコツがつかめてきました。「どこで得点するか」「どこを捨てるか」が明確になってきて、点数が安定するようになりました。



過去問はその大学の「攻略本」。本番の「試合運び」もすごく大事ということだね!
出題傾向を把握し、自分の得点パターンを確立していけば、合格への道筋が具体的に見えてきます。
合格したいのなら過去問を最低でも5年分、できれば10年分解いてください。
今からでも遅くありません。演習を通して見えてくる課題を一つひとつ修正しながら、入試本番に向けて完成度を高めましょう。
直前に学習していた内容が出題された
受験の現場では「直前に勉強していた内容がそのまま入試に出た!」という体験談がたくさんあります。最後まで粘り強く問題に向き合い、直前まで諦めずに努力していた生徒ほど、こうした運を引き寄せられます。
私は、大学の入試問題の作成に関わったことがあります。
大学の先生方は、教科書を読んで入試問題の題材を見つけています。



教科書のどの辺りを重点的に見るとよいですか?



太字は理解しているだろうから写真や図解・欄外の注釈なんかを見ておくと良いことがあるかもね!
試験後…。



先生!教科書の図解がそっくりそのまま出題されてました!!



実際に取り組んだのは君だから、君の力だよ!!



いままでで一番の会心の出来でした!



ベストを尽くせたらそれで十分だよ!本当によく頑張ったね!
- 教科書で直前に確認していた公式がそのまま出題された。
- 「今年はこれが出そうだ」と過去問の傾向から予想し、演習していた問題が見事に的中した。
このような事例は毎年聞かれます。
奇跡のような出来事ですが、直前まであがいて真剣に取り組んでいると、良いことが起こります。
結果が出る前に諦めたらそこで試合終了です。絶対に最後まで諦めてはいけません。
あなたも、自分を信じて試験終了まで頑張り続けましょう。
模試の判定の意味と基準
模試の判定を見ると「合格できそう!」「もうダメかも」と一喜一憂してしまいがちです。しかし、判定はあくまで目安であって、合否を決めるものではありません。
A判定でも落ちる人はいますし、E判定から逆転合格する人もいます。最終的に合格を勝ち取るのは、入試本番で点数を取った人です。
模試の判定そのものよりも、中身に目を向けましょう。
判定はあくまで判定
下の表は模擬試験の判定基準の一例です。
B〜D判定の合格可能性は模試ごとに若干の違いがあります。
しかし、A判定とE判定の合格可能性はどの模試も同じです。
判定 | 合格可能性 | 判定の意味 |
---|---|---|
A判定 | 80%以上 | 100人受けたら最大20人落ちる可能性がある |
B判定 | 60〜80%未満 | 100人受けたら21人〜40人落ちる可能性がある |
C判定 | 40〜60%未満 | 100人受けたら41人〜60人落ちる可能性がある |
D判定 | 20〜40%未満 | 100人受けたら20人〜39人受かる可能性がある |
E判定 | 20%未満 | 100人受けたら最大19人受かる可能性がある |
これを見て何かハッとしませんでしたか?これを見て何かハッとしませんでしたか?



A判定でもめっちゃ落ちるじゃん!!



当日の試験で得点して始めて合格になるんだ。



E判定でも受かる人がたくさんいるんですね!



私の感覚では、E判定からの逆転合格は20%以上いるよ!
模擬試験の判定はあくまで判定です。合格を保証するものではありませんし、不合格を確定させるものでもありません。
見るべきはA〜Eのアルファベットではなく、志望大学の学部・学科内の順位を見ましょう。その年度の志望者内の順位が定員の枠内に入っているかどうかが重要です。
また、D判定寄りのE判定なのかどうかも要チェックです。D判定まであと少しならD判定みたいなものです。
あと何点とったらA〜Dの判定が取れたのか計算してみてください。また、自分の解答用紙を見て、どうしたらその点数が取れるか検証しましょう。
- 判定のアルファベットは一旦忘れる
- 志望学部 学科内順位を確認する
- A〜D判定までの点数を確認する
- あと◯◯点とるには、何が足りなかったか解答用紙を見直して考える
当日点数を取った人が合格する
至極当然のことですが、当日の試験で点数を取り、合格最低点を上回った人が合格します。合否は試験当日までわかりません。
21年の経験上、中堅私大や中堅国公立だとA判定で落ちる生徒はほとんどいない印象です。
一方、難関私大や難関国公立大だと、A判定でも落ちる生徒が一定数います。
E判定からの逆転合格も同じ傾向です。
- A判定で合格しやすい
- E判定で不合格になりやすい
- 中堅私大・中堅国公立大の問題は難しくなく、標準的な難易度の問題が多い
- 標準的な問題は対策がしやすく、試験本番の再現性が高い
- 模試がE判定でも、標準的な問題ができるようになれば合格できる
- A判定でも合格するとは限らない
- E判定でも不合格とは限らない
- 難関私大や難関国公立大では難問が多く、対策をしても得点できないケースがある
- 難問が多いため、試験本番の再現性が低い
- 難問に時間を使ってしまうと取れる問題を取りこぼす
秋から試験当日までのマインドも大きく影響します。



高3秋にA判定が取れたからもう大丈夫。あとは当日やるだけだ〜



E判定だったからヤバい!あと100日やりきって試験本番を迎えよう。
ケンタ君とユミさんのマインド、どちらが学力を伸ばすと思いますか?
圧倒的にユミさんのマインドが学力を向上させます。
私は、現役生が最も伸びるのは試験当日の1ヶ月前から当日までだと感じています。



危機感は最強の武器だよ!過去問演習をやろう。
諦めるのはまだ早いです。最も大切なのは過去問演習です。
過去問演習で合格最低点を超えられるかどうかを基準に、折れそうな心を我慢して勉強を進めてください。きっと良い結果になります。
【保護者必見】E判定を取ったときにどう声をかけるか


E判定という現実を前に、最も心が揺れるのは本人ですが、それと同じくらい保護者もつらいものです。
- 何と声をかければいいのか分からない
- 叱るべき?
- 励ますべき?
と戸惑う方も多いのではないでしょうか。
保護者が上手に声かけをすると、子どもの気持ちの回復や今後の頑張りにつながります。
ふるまいや声かけについて3つのポイントに絞って解説します。
落胆せずいつも通り接する


E判定という結果を見て、保護者の方が落胆されるのは当然のことです。
- これまでの努力は何だったのか…
- こんなに塾代をかけているのに…
- このままでは浪人してしまう…
といった不安が頭をよぎり、つい感情的になってしまう気持ちも分かります。
しかし、ここで大切なのは平静を保つことです。
子どもは保護者の表情や態度を敏感に感じ取ります。保護者が動揺している姿を見ると、
- 親をがっかりさせてしまった
- やっぱりダメなんだ
と、さらに追い詰められた気持ちになってしまいます。
E判定の結果を知った直後の子どもは、混乱と落ち込みの中にいます。この状況で最も必要なのは、本人が現実を受け入れて前に進む時間を作ってあげることです。
声をかけなさすぎるのも不自然な場合は、「お疲れさま」程度の声かけに留めておきましょう。
打ち明けられる環境を作ってあげる


いつも通り接して子どもの気持ちが落ち着いてきたら、子どもが自然に話したくなる環境を作りましょう。
無理に気持ちを聞き出そうとするのではなく、子どもが話したくなるまで待つ姿勢がとても大切です。無理に聞き出そうとすると、かえって心を閉ざしてしまう可能性があります。
また、子どもは言葉では何も言わなくても、ちょっとした仕草や表情に変化が出ます。
- なんとなく元気がない
- 食事のペースが遅い、量が減った
- 部屋にこもる時間が長くなった
そんな小さな変化に気づいたときは、
- 今日はちょっと疲れてる?
- ちょっと気分転換でもしてみたら?
など、さりげなく寄り添う声をかけてみてください。その一言が、子どもにとっては「気づいてくれた」「見てくれていた」と感じられ、心を開くきっかけになります。
やってはいけない声かけ NGワード集


E判定を取った子どもに対して、良かれと思って声をかけた言葉が、かえって子どもを追い詰めてしまうことがあります。
保護者として避けるべき声かけと対応を知っておきましょう。
「頑張れ」「もっと勉強しなさい」
受験生が意外と言われたくない言葉の代表が「頑張れ」です。すでに限界まで頑張っている子どもにとって、この言葉は「まだ足りない」と言われているように感じられます。



もっと頑張ればいいじゃない。毎日頑張ってね。



精一杯頑張ってるんだけど⋯。これ以上どうすればいいの?
- 頑張れ
- もっとやってみたら?
- 勉強時間が足りないんじゃない?
言いたくなる気持ちをぐっと堪えて、子どもが話しはじめるまで待ちましょう。
落胆や不安を子どもの前で見せない
保護者が、模試の結果を聞いて「そっか…」とがっかりした表情を見せるのは、子どもにとって大きなプレッシャーになります。



そうか。ダメだったんだ⋯



俺が一番悲しいんだけどな⋯
- 親が落胆した姿を見たくなかった
- 親が自分以上に熱心でなんか冷めてしまった
- 親が自分のことをダメだと思っていると力が抜けていいた
などの声が聞かれます。
教員21年の経験からしても、保護者が熱心にあれこれ口出しをする家庭で受験がうまくいったケースは極めて稀です。
- 明らかにがっかりした表情を見せる
- 「どうしよう…」と不安を口にする
- 志望校について勝手に諦めモードになる
- 他の人・他の家庭と比べる
- あの子は受からないんじゃないかと影でつぶやく
具体的な解決策を押し付けない
「今の勉強法がダメなんじゃない?」「志望校を下げたら?」などの提案は、一見親身なようで、子どもにとっては信頼を無視されたように感じることもあります。



今の勉強法はダメなんじゃないか?



塾の先生に相談したばっかりなんだけどな⋯
- 勉強法がダメなんじゃない?
- 志望校のランクを下げればいいじゃない
- 浪人は絶対ダメ 志望校に受からなきゃダメ
まずは子ども自身に考える時間を与えることが大切です。
正しい対応への切り替え方
もしNGな声かけをしてしまったとしても、大丈夫です。大切なのはその後、どう向き合うかです。
素直に謝って軌道修正すれば、子どもは保護者の気持ちを理解してくれます。



もう十分頑張っているよね。ごめんね。



大丈夫だよ。やれるだけやってみるね。



私も動揺しちゃったけど、あなたのペースで大丈夫だからね。



わかったよ。どうすればいいか先生に相談してみるね。
子どもは保護者の真剣な気持ちを理解してくれるはずです。完璧な親である必要はありません。
一緒に受験を乗り越えていく姿勢が何より大切です。
E判定からの逆転合格Q&A
勉強法に関するQ&A
- 今から基礎をやり直すのは遅すぎませんか?
-
全く遅くありません。基礎が固まると成績は一気に上がります。単語帳や基礎問題集を1冊選んで、今すぐ取り組みを始めてみてください。
- どの科目から優先的に勉強すべきですか?
-
まずは苦手科目の基礎を固めましょう。模試の結果を見て、最も点数が上がりやすい科目から戦略を練ってみてください。
- 勉強時間はどのくらい必要ですか?
-
時間より質が重要です。「英単語500語を完璧にする」など、具体的な目標を設定して取り組んでみてください。
- 過去問は何年分解けばいいですか?
-
最低5年分、できれば10年分解いてみてください。まずは1年分を時間を測って解き、出題傾向と時間配分を把握しましょう。
- 過去問が全然解けません。基礎からやり直すべきですか?
-
過去問で間違えた分野の基礎を確認してみてください。過去問と基礎学習を並行して進めるのが効率的です。
- E判定だと合格は無理ですか?
-
無理ではありません。E判定は100人中最大19人は合格するという判定です。まずは過去問を1年分解いて、合格最低点との差を確認してみてください。
- 模試の判定が上がりません。勉強法が間違っていますか?
-
模試の復習をしっかりやりましょう。間違えた問題を解き直し、なぜ間違えたかを分析してみてください。
- 新しい参考書を買った方がいいですか?
-
今持っている教材を完璧にしましょう。新しい教材に手を出すより、1冊を徹底的にやり込む方が効果的です。
- 共通テスト対策は何をすべきですか?
-
共通テストの過去問(本試験・追試験)を解いてみてください。予備校の模試より、本物の過去問の方が対策として有効です。
- 入試直前に新しい内容を覚えても意味ありますか?
-
意味があります。教科書や過去問でよく出てくる分野を確認してみてください。直前に覚えた内容が入試に出ることは珍しくありません。
- 志望校を下げるべきか悩んでいます
-
併願校・滑り止めの準備は必要ですが、第一志望を諦める必要はありません。信頼できる先生に相談して、具体的な戦略を考えましょう。
- 信頼できる人が近くにいません
-
オンライン家庭教師がおすすめです。東大生が所属している東大生のオンライン個別指導『トウコベ』の無料体験を受けてみましょう。
- 個別指導を頼みたいのですが、親になんと言えばいいですか?
-
「逆転合格のために専門的なサポートを受けたい」と具体的に説明してみてください。
メンタル面に関するQ&A
- 一人で勉強しているとやる気が続きません
-
学校の先生や塾の講師など、信頼できる人に相談してみましょう。一人で悩まず、客観的なアドバイスをもらって、行動に移していきましょう。
- 親が心配しすぎて勉強に集中できません
-
正直に気持ちを伝えてみたらどうでしょうか?「見守ってほしい」「一人にしてほしい」など、具体的に何をしてほしいか話し合いましょう。
- 友達と成績を比べて落ち込んでしまいます
-
他人との比較をやめて、自分の成長に集中しましょう。昨日よりも今日の方が成長できている?を基準に勉強すれば、前向きに頑張れます。
- 浪人覚悟で第一志望を受けるべきですか?
-
受験しなければ合格可能性はゼロです。併願校・滑り止めの準備をしつつ、後悔のないよう第一志望にチャレンジしましょう。
- 学校や塾の先生に質問するのが恥ずかしいです
-
恥ずかしいきもちはわかりますが、勇気を出して質問に行ってみてください。分からないことを放置していては合格できません。難しければ、オンライン家庭教師を利用しましょう。東大生のオンライン個別指導『トウコベ』がおすめです。
- 入試まで残り少ないのに何も手につきません
-
もう一度、何のために大学に行くのかを考えてみてはどうでしょうか。受験のチャンスは1年に一度しかありませんのでとりあえず受験だけはしましょう。
まとめ
E判定を取ってしまったとき、気持ちが沈むのは当然のことです。
でも、大切なのは「どう立て直すか」です。
模試の判定はあくまで「途中経過」にすぎません。



本番の入試で得点できた人が勝つ!諦めずに頑張ろう!



わかりました。やれることを精一杯やります!



最後まで第一志望にこだわってみようと思います!



そうそう。その意気!!
やれるだけやってみたらいいんだよ。可能性は無限大だからさ。後先のことをあれこれ考える前に限界までやろう。行動あるのみだよ。
精一杯行動したらそれなりの結果は返ってくる。過去の卒業生たちが証明してくれているよ。
奇跡の大逆転合格は毎年あります。でもそれは奇跡ではなく、本人の努力の結晶です。合否を決めるのは、これからの行動です。
大丈夫、まだ間に合います。あとは、あなたが「やる」と決めて行動するだけです。
✅ 今からできることチェックリスト
以下の項目にチェックを入れて、自分の行動を振り返ってみよう。



あとはやるだけ。気合い入れて行こう!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
エデュウェーブ 学びの探究
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