ケンタ共通テストとセンター試験って、結局何が違うんだろう?



私が受けたセンター試験の感覚で子どもにアドバイスしていいのかしら…
こんな悩みを抱えていませんか?
共通テストは2021年にセンター試験に代わってスタートした試験です。
名前が変わっただけと感じる方も多いかもしれませんが、
- 出題形式
- 科目構成
- 問われる力
が根本から変わっています。
違いを知らないまま対策を進めると、的外れな勉強に時間を使ってしまう可能性があります。
私は私立中高一貫校で22年間教壇に立ち、センター試験から共通テストへの移行をリアルタイムで経験してきました。
両方の試験対策を指導してきたからこそ、何がどう変わったのかを具体的にお伝えできます。
この記事では、共通テストとセンター試験の違いを一覧表で比較し、
- 試験の難易度
- 科目別の変化
- 共通テストの対策法
を網羅的に解説しています。
読み終えるころには、共通テストの全体像が正確に理解でき、今の自分に必要な対策が明確になるはずです。
結論からお伝えすると、共通テストはセンター試験よりも知識の活用力が問われる試験に変わりました。
正しく違いを把握して、効率のよい対策を始めましょう。
著者プロフィール


中高一貫校の教員として22年間勤務。
学年主任を務めながら、東大・京大・医学部を含む国公立大受験の指導に携わる。
過去に担任したクラスの国公立大合格率はMAX70%!
2025年4月より「国公立大合格ナビ」を運営。
2026年3月よりオンライン大学受験指導塾スタディリンクを開校
私が情報発信を始めた理由と使命
教員として多くの生徒と向き合ってきましたが、どれだけ頑張っても伝えられる相手は限られていました。クラスの生徒・保護者・せいぜい学年内まで…。
もっと多くの人に、
- 国公立大受験の有益な情報を届けたい
- 志望校合格を諦めないでほしい
- 合格を勝ち取る喜び・成長を体験してほしい
このブログは、教員の枠を超えて皆さんの国公立大受験の悩みに応える新しい挑戦です。
共通テストとセンター試験の違い一覧


共通テストとセンター試験には、出題傾向・配点・科目構成など多くの違いがあります。
どこが変わったのかを個別に調べようとすると情報が散らばり、全体像がつかみにくくなります。
まずは一覧表でポイントを整理することで、違いの全体像を短時間で把握できます。
比較表を確認したうえで、各セクションの詳細に進んでいきましょう。
ひと目でわかる比較表
まずは共通テストとセンター試験の違いを一覧表で確認しましょう。
| 項目 | センター試験 | 共通テスト |
|---|---|---|
| 実施期間 | 1990年〜2020年 | 2021年〜現在 |
| 実施主体 | 大学入試センター | 大学入試センター |
| 解答形式 | マーク式 | マーク式 |
| 出題傾向 | 知識の正確さを問う | 知識の活用力・思考力を問う |
| 問題文の特徴 | シンプルな問いが中心 | 資料・会話文・図表が多い |
| 文章量 | 比較的少ない | 大幅に増加 |
| 英語の配点 | 筆記200点+リスニング50点 | リーディング100点+リスニング100点 |
| 科目数(2025年度〜) | 6教科30科目 | 7教科21科目 |
| 新科目 | なし | 情報Ⅰ(2025年度〜) |
表を見ると、名前だけでなく中身が大きく変わっている点がわかります。
同じマーク式でも
問われる力が違います
特に注目してほしいのは出題傾向の違いです。
- センター試験では知っているかどうかが問われる
- 共通テストでは知識を使って考えられるかが問われる
この違いを理解しているかで、対策の方向性がまったく変わってきます。
名前が変わっただけではない



結局センター試験と同じようなものじゃないの?



名前が変わっただけではなく、試験の設計思想が変わったんだ。
共通テストはセンター試験の単なるリニューアルではありません。
文部科学省が掲げた「学力の3要素」を測るために、出題の根本的な方針が見直されました。
センター試験は知識を正確に覚えていれば解ける問題が中心でした。
共通テストでは日常の場面や探究活動を題材にした問題が増え、複数の情報から判断する力が求められます。
つまり、暗記で乗り切る戦略が通用しにくくなったのが最大の変化です。
まずはこの前提をしっかり押さえておきましょう。
センター試験の歴史と廃止の経緯


共通テストとセンター試験の違いをより深く理解するには、センター試験がどのような歴史を経てきたかを知る必要があります。
センター試験は1990年のスタートから約30年間、日本の大学入試を支えてきた試験です。
しかし社会の変化とともに、知識重視の形式が指摘されるようになりました。
歴史の流れを押さえておくと、共通テストが変わった理由がより腑に落ちるはずです。
共通一次からセンター試験へ
大学入試の共通試験には、3つの時代があります。
最初に導入されたのは1979年の「共通一次試験」です。
国公立大学の受験生を対象に、全国一律の試験を行う仕組みとしてスタートしました。
しかし共通一次試験は国公立大学のみが対象だったため、1990年に「大学入試センター試験」へと改称されます。
センター試験では
私立大学も参加
できるようになり、大学受験の中核的な試験へと成長しました。
マーク式の解答形式で、知識の正確さを問う出題が特徴です。
約30年間にわたって多くの受験生が挑んできた、日本の大学入試を代表する試験でした。
センター試験が廃止された理由
長く親しまれたセンター試験が廃止された背景には、社会の変化があります。
グローバル化やAI技術の進展により、単に知識を覚えるだけでは対応できない時代が来ました。
2014年、中央教育審議会が「高大接続改革」の答申を出します。
その中で、知識偏重の入試からの脱却が明確に打ち出されました。
覚えればOKの時代から
考えて使える力の時代へ
センター試験はパターン化しやすく、暗記と演習量で点数が取れる構造でした。
この点が、思考力を測れていないと指摘されたのです。
こうした流れを受けて、2021年に共通テストが導入されました。
保護者世代にとっては馴染みのあるセンター試験ですが、お子さんが受ける試験はまったく別のものと考えてください。
共通テストが導入された背景
センター試験に代わって共通テストが導入されたのには、明確な理由があります。
文部科学省が推進した改革のもと、大学入試で測る力そのものを見直す動きが加速しました。
導入の背景を知ることで、なぜ問題の形式が変わったのかが明確になるでしょう。
文科省が求めた3つの力
共通テストの設計の土台にあるのが「学力の3要素」です。
文部科学省は以下の3つの力をバランスよく評価する入試を目指しました。
- 知識・技能
- 思考力・判断力・表現力
- 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度
センター試験では主に1つ目の「知識・技能」が測定の中心でした。
共通テストでは2つ目の「思考力・判断力・表現力」に重点が置かれています。
具体的には、与えられた資料を読み解き、複数の情報を組み合わせて答えを導く問題が増えました。



思考力って言われても、具体的にどういう力なんだろう?



たとえば、グラフから読み取れる傾向をもとに正しい結論を選ぶような力です。知識だけでは解けない問題が増えたんだ。
大学入試改革の全体像
共通テストの導入は、大きな教育改革の一部です。
高大接続システム改革には3つの柱があります。
- 高校教育改革
- 大学教育改革
- 大学入学者選抜改革
共通テストは3つ目の「大学入学者選抜改革」の象徴的な取り組みです。
当初は記述式問題の導入や英語民間試験の活用も検討されていました。
しかし採点の公平性やコストの問題から、どちらも見送られた経緯があります。
結果として、マーク式のまま問い方を変える方針に落ち着きました。
形式はセンター試験と同じマーク式でも、問題の中身は大きく進化しています。
この背景を知っておくと、なぜ問題が変わったのかが腑に落ちるはずです。
出題形式はこう変わった
共通テストとセンター試験の最大の違いは、出題形式にあります。
どちらもマーク式ですが、センター試験と共通テストでは問われる力が異なります。
具体的にどう変わったのか、科目別の例を交えながら見ていきましょう。
思考力・判断力を問う問題とは
センター試験では、知識を直接問う出題が主流でした。
共通テストでは、日常生活や探究活動を想定した場面設定の中で考えさせる問題が増えています。
たとえば、
- 実験データのグラフを読み取り
- 仮説が正しいかどうか
を判断するような形式です。
知識そのものは教科書レベルでも、問われ方が複雑になっているのが大きな特徴です。
正解にたどり着くために、複数の情報を統合して考える力が必要になります。
問題を比較してみよう
具体的にセンター試験と共通テストの出題を比べてみましょう。
英語の場合
センター試験では、1つの長文を読んで設問に答える形式が中心でした。
共通テストでは、
- ウェブサイト
- メール
- ポスター
など複数の資料を読み比べて情報を整理する問題が出題されます。
数学の場合
センター試験では、公式にあてはめて計算すれば解ける問題が多く出題されました。
共通テストでは、会話文の中から条件を読み取り、自分で立式する力が求められます。
学んだ公式は同じでも
問い方がまったく違います
どちらも教科書の知識があれば解ける問題です。
しかし共通テストでは
- 読み取る
- 整理する
- 考える
- 答える
のステップになっています。
この違いを意識して演習に取り組みましょう。
資料・会話文の増加
共通テストの問題を開くと、まず目に入るのが情報量の多さです。
- 図表
- グラフ
- 地図
- ポスター
- 会話文
など、さまざまな資料が問題に登場します。
センター試験と比べて文章量は全体的に増加しました。
試験時間あたりに処理すべき情報量が格段に増えたのです。



問題文が長くて読むだけで疲れそう…



だからこそ、必要な情報を素早く見つける力が大事です。日頃からグラフや資料を読む練習をしておこう。
読む速さと情報の取捨選択力がセンター試験以上に求められます。
普段の勉強から、速く正確に読む意識を持って取り組んでみてください。
出題形式の変化に戸惑っている方は、プロに相談するのも一つの手です。
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難易度はどう変わったか



共通テストはセンター試験より難しい
とよく言われます。
ここでは平均点の推移データと、難しくなった本質的な理由を合わせて見ていきます。
何がどう難しくなったかを知るのが高得点への第一歩です。
実際のデータをもとに整理していきましょう。
平均点推移で見る難易度変化
共通テストはセンター試験より難しくなったのでしょうか。
平均点の推移を見ると、共通テスト導入後に平均点が下がった科目が多くあります。
各科目の平均点推移を確認してみましょう(100点満点換算)。
国語
| 年度 | 試験 | 平均点 |
|---|---|---|
| 2015(H27) | センター | 59.61 |
| 2016(H28) | センター | 64.69 |
| 2017(H29) | センター | 53.48 |
| 2018(H30) | センター | 52.34 |
| 2019(H31) | センター | 60.77 |
| 2020(R2) | センター | 59.66 |
| 2021(R3) | 共通テスト | 58.75 |
| 2022(R4) | 共通テスト | 55.13 |
| 2023(R5) | 共通テスト | 52.87 |
| 2024(R6) | 共通テスト | 58.25 |
| 2025(R7) | 共通テスト | 63.33 |
| 2026(R8) | 共通テスト | 58.18 |
数学Ⅰ・A
| 年度 | 試験 | 平均点 |
|---|---|---|
| 2015(H27) | センター | 61.27 |
| 2016(H28) | センター | 55.27 |
| 2017(H29) | センター | 61.12 |
| 2018(H30) | センター | 61.91 |
| 2019(H31) | センター | 59.68 |
| 2020(R2) | センター | 51.88 |
| 2021(R3) | 共通テスト | 57.68 |
| 2022(R4) | 共通テスト | 37.96 |
| 2023(R5) | 共通テスト | 55.65 |
| 2024(R6) | 共通テスト | 51.38 |
| 2025(R7) | 共通テスト | 53.51 |
| 2026(R8) | 共通テスト | 47.20 |
数学Ⅱ・B(2025年度〜 数学Ⅱ・B・C)
| 年度 | 試験 | 平均点 |
|---|---|---|
| 2015(H27) | センター | 39.31 |
| 2016(H28) | センター | 47.92 |
| 2017(H29) | センター | 52.07 |
| 2018(H30) | センター | 51.07 |
| 2019(H31) | センター | 53.21 |
| 2020(R2) | センター | 49.03 |
| 2021(R3) | 共通テスト | 59.93 |
| 2022(R4) | 共通テスト | 43.06 |
| 2023(R5) | 共通テスト | 61.48 |
| 2024(R6) | 共通テスト | 57.74 |
| 2025(R7) | 共通テスト | 51.56 |
| 2026(R8) | 共通テスト | 54.52 |
英語(筆記/リーディング)
| 年度 | 試験 | 平均点 |
|---|---|---|
| 2015(H27) | センター | 58.08 |
| 2016(H28) | センター | 56.21 |
| 2017(H29) | センター | 61.86 |
| 2018(H30) | センター | 61.87 |
| 2019(H31) | センター | 61.65 |
| 2020(R2) | センター | 58.15 |
| 2021(R3) | 共通テスト | 58.80 |
| 2022(R4) | 共通テスト | 61.80 |
| 2023(R5) | 共通テスト | 53.81 |
| 2024(R6) | 共通テスト | 51.54 |
| 2025(R7) | 共通テスト | 57.69 |
| 2026(R8) | 共通テスト | 62.81 |
英語(リスニング)
| 年度 | 試験 | 平均点 |
|---|---|---|
| 2015(H27) | センター | 70.78 |
| 2016(H28) | センター | 61.62 |
| 2017(H29) | センター | 56.22 |
| 2018(H30) | センター | 45.34 |
| 2019(H31) | センター | 62.84 |
| 2020(R2) | センター | 57.56 |
| 2021(R3) | 共通テスト | 56.16 |
| 2022(R4) | 共通テスト | 59.45 |
| 2023(R5) | 共通テスト | 62.35 |
| 2024(R6) | 共通テスト | 67.24 |
| 2025(R7) | 共通テスト | 61.31 |
| 2026(R8) | 共通テスト | 54.65 |
物理
| 年度 | 試験 | 平均点 |
|---|---|---|
| 2015(H27) | センター | 64.31 |
| 2016(H28) | センター | 61.70 |
| 2017(H29) | センター | 62.88 |
| 2018(H30) | センター | 62.42 |
| 2019(H31) | センター | 56.94 |
| 2020(R2) | センター | 60.68 |
| 2021(R3) | 共通テスト | 62.36 |
| 2022(R4) | 共通テスト | 60.72 |
| 2023(R5) | 共通テスト | 63.39 |
| 2024(R6) | 共通テスト | 62.97 |
| 2025(R7) | 共通テスト | 58.96 |
| 2026(R8) | 共通テスト | 45.55 |
化学
| 年度 | 試験 | 平均点 |
|---|---|---|
| 2015(H27) | センター | 62.50 |
| 2016(H28) | センター | 54.48 |
| 2017(H29) | センター | 51.94 |
| 2018(H30) | センター | 60.57 |
| 2019(H31) | センター | 54.67 |
| 2020(R2) | センター | 54.79 |
| 2021(R3) | 共通テスト | 57.59 |
| 2022(R4) | 共通テスト | 47.63 |
| 2023(R5) | 共通テスト | 54.01 |
| 2024(R6) | 共通テスト | 54.77 |
| 2025(R7) | 共通テスト | 45.34 |
| 2026(R8) | 共通テスト | 56.86 |
生物
| 年度 | 試験 | 平均点 |
|---|---|---|
| 2015(H27) | センター | 54.99 |
| 2016(H28) | センター | 63.62 |
| 2017(H29) | センター | 68.97 |
| 2018(H30) | センター | 61.36 |
| 2019(H31) | センター | 62.89 |
| 2020(R2) | センター | 57.56 |
| 2021(R3) | 共通テスト | 72.64 |
| 2022(R4) | 共通テスト | 48.81 |
| 2023(R5) | 共通テスト | 48.46 |
| 2024(R6) | 共通テスト | 54.82 |
| 2025(R7) | 共通テスト | 52.21 |
| 2026(R8) | 共通テスト | 55.01 |
世界史B(〜2024年度)
| 年度 | 試験 | 平均点 |
|---|---|---|
| 2015(H27) | センター | 65.64 |
| 2016(H28) | センター | 67.25 |
| 2017(H29) | センター | 65.44 |
| 2018(H30) | センター | 67.97 |
| 2019(H31) | センター | 65.36 |
| 2020(R2) | センター | 62.97 |
| 2021(R3) | 共通テスト | 63.49 |
| 2022(R4) | 共通テスト | 65.83 |
| 2023(R5) | 共通テスト | 58.43 |
| 2024(R6) | 共通テスト | 60.28 |
歴史総合、世界史探究(2025年度〜)
| 年度 | 試験 | 平均点 |
|---|---|---|
| 2025(R7) | 共通テスト | 66.12 |
| 2026(R8) | 共通テスト | 60.88 |
日本史B(〜2024年度)
| 年度 | 試験 | 平均点 |
|---|---|---|
| 2015(H27) | センター | 62.01 |
| 2016(H28) | センター | 65.55 |
| 2017(H29) | センター | 59.29 |
| 2018(H30) | センター | 62.19 |
| 2019(H31) | センター | 63.54 |
| 2020(R2) | センター | 65.45 |
| 2021(R3) | 共通テスト | 64.26 |
| 2022(R4) | 共通テスト | 52.81 |
| 2023(R5) | 共通テスト | 59.75 |
| 2024(R6) | 共通テスト | 56.27 |
歴史総合、日本史探究(2025年度〜)
| 年度 | 試験 | 平均点 |
|---|---|---|
| 2025(R7) | 共通テスト | 56.99 |
| 2026(R8) | 共通テスト | 62.29 |
地理B(〜2024年度)
| 年度 | 試験 | 平均点 |
|---|---|---|
| 2015(H27) | センター | 58.59 |
| 2016(H28) | センター | 60.10 |
| 2017(H29) | センター | 62.34 |
| 2018(H30) | センター | 67.99 |
| 2019(H31) | センター | 62.03 |
| 2020(R2) | センター | 66.35 |
| 2021(R3) | 共通テスト | 60.06 |
| 2022(R4) | 共通テスト | 58.99 |
| 2023(R5) | 共通テスト | 60.46 |
| 2024(R6) | 共通テスト | 65.74 |
地理総合、地理探究(2025年度〜)
| 年度 | 試験 | 平均点 |
|---|---|---|
| 2025(R7) | 共通テスト | 57.48 |
| 2026(R8) | 共通テスト | 61.87 |
倫理(〜2024年度)
| 年度 | 試験 | 平均点 |
|---|---|---|
| 2015(H27) | センター | 53.39 |
| 2016(H28) | センター | 51.84 |
| 2017(H29) | センター | 54.66 |
| 2018(H30) | センター | 67.78 |
| 2019(H31) | センター | 62.25 |
| 2020(R2) | センター | 65.37 |
| 2021(R3) | 共通テスト | 71.96 |
| 2022(R4) | 共通テスト | 63.29 |
| 2023(R5) | 共通テスト | 59.02 |
| 2024(R6) | 共通テスト | 56.44 |
政治・経済(〜2024年度)
| 年度 | 試験 | 平均点 |
|---|---|---|
| 2015(H27) | センター | 54.79 |
| 2016(H28) | センター | 59.97 |
| 2017(H29) | センター | 63.01 |
| 2018(H30) | センター | 56.39 |
| 2019(H31) | センター | 56.24 |
| 2020(R2) | センター | 53.75 |
| 2021(R3) | 共通テスト | 57.03 |
| 2022(R4) | 共通テスト | 56.77 |
| 2023(R5) | 共通テスト | 50.96 |
| 2024(R6) | 共通テスト | 44.35 |
倫理、政治・経済(〜2024年度)
| 年度 | 試験 | 平均点 |
|---|---|---|
| 2015(H27) | センター | 59.57 |
| 2016(H28) | センター | 60.50 |
| 2017(H29) | センター | 66.63 |
| 2018(H30) | センター | 73.08 |
| 2019(H31) | センター | 64.22 |
| 2020(R2) | センター | 66.51 |
| 2021(R3) | 共通テスト | 69.26 |
| 2022(R4) | 共通テスト | 69.73 |
| 2023(R5) | 共通テスト | 60.59 |
| 2024(R6) | 共通テスト | 61.26 |
公共、倫理(2025年度〜)
| 年度 | 試験 | 平均点 |
|---|---|---|
| 2025(R7) | 共通テスト | 59.74 |
| 2026(R8) | 共通テスト | 64.24 |
公共、政治・経済(2025年度〜)
| 年度 | 試験 | 平均点 |
|---|---|---|
| 2025(R7) | 共通テスト | 62.66 |
| 2026(R8) | 共通テスト | 63.59 |
情報Ⅰ(2025年度〜)
| 年度 | 試験 | 平均点 |
|---|---|---|
| 2025(R7) | 共通テスト | 69.26 |
| 2026(R8) | 共通テスト | 56.59 |
特に象徴的だったのが2022年度の数学ⅠAです。
平均点が37.96点まで落ち込み、大きな話題になりました。
ただし、
平均点が下がった=難しくなった
と考えるのは早計
です。
年度によって平均点のばらつきがあり、センター試験時代にも難化した年はありました。
大切なのは、平均点の数字だけでなく「何が難しくなったのか」を正しく理解する姿勢です。
難しくなった本当の理由
共通テストで問われる知識の水準は、実はセンター試験と大きく変わりません。
教科書の内容をしっかり理解していれば、十分に対応できるレベルです。
難しくなった理由は、
「問われ方」と「情報処理量」
です。
限られた時間の中で資料を読み解き、思考力を発揮する必要があります。
センター試験ではパターンを覚えれば対応できた問題も、共通テストでは初見の場面設定で出題されます。
だからこそ、なぜそうなるのかを理解する学習が、共通テスト対策の基本になります。
暗記だけに頼らず、教科書の内容を深く理解する勉強を心がけましょう。
試験時間・科目数の変更点
共通テストでは、試験時間や科目構成にも大きな変更が加えられています。
特に2025年度の新課程入試では、科目の再編と「情報Ⅰ」の追加により、科目数が変わりました。
時間配分の戦略や受験科目は早めに確認する必要があります。
変更の全体像を整理したうえで、志望校の出願要件と照らし合わせてみましょう。
試験時間の変更一覧
共通テストでは一部の科目で試験時間が変更されています。
| 科目 | センター試験 | 共通テスト(旧課程) | 共通テスト(新課程2025年度〜) |
|---|---|---|---|
| 国語 | 80分 | 80分 | 90分 |
| 数学①(ⅠA) | 60分 | 70分 | 70分 |
| 数学②(ⅡBC) | 60分 | 60分 | 70分 |
| 英語リーディング | 80分(筆記) | 80分 | 80分 |
| 英語リスニング | 30分 | 30分 | 30分 |
| 情報Ⅰ | なし | なし | 60分 |
数学①は60分から70分に延長されましたが、問題の分量も増えているため、時間に余裕ができたわけではありません。
国語も2025年度から90分に延長され、大問数が増加しました。
時間配分の戦略がこれまで以上に重要になっています。
2025年新課程で科目はこう変わった
2025年度入試から、新学習指導要領に対応した科目再編が行われました。
主な変更点をまとめます。
- 教科数:6教科30科目 → 7教科21科目に整理
- 地歴公民:「歴史総合、日本史探究」「地理総合、地理探究」など組み合わせ科目に再編
- 数学:数学Cが復活し、数学②の出題範囲に統計が必須化
- 新科目「情報Ⅰ」が追加
- 国公立大学では原則6教科8科目が必要に



科目の名前も構成も、私たちの時代と全然違いますね…



大きく変わりましたね。特に「情報Ⅰ」の追加は、今の時代ならではの変化です。
科目選択の幅が変わったため、志望校の募集要項を早めに確認しておきましょう。
入試日程や出願スケジュールの全体像については、以下の記事で詳しく解説しています。


科目別の出題傾向の変化
共通テストでは科目ごとに出題の傾向が変わっています。
英語はリスニングの配点が倍増し、数学は読解力も問われるようになりました。
国語には実用的な文章が加わり、理科・地歴公民では探究型の考察問題が増加しています。
自分が受験する科目でどんな変化があったか、1つずつ確認しておきましょう。
英語:リスニング配点が大幅増
英語はセンター試験から最も大きく変わった科目の1つです。
センター試験では筆記200点・リスニング50点の合計250点でした。
共通テストではリーディング100点・リスニング100点の合計200点に変更されています。
リスニングの比重が4分の1から2分の1へ倍増しました。
さらに、センター試験にあった発音・アクセント問題や文法の単独問題は廃止されています。
すべて読解か聴解の形式で出題されるようになりました。
英語は「聞く力」の比重が倍に
なりました。
リスニング対策を後回しにすると、配点の半分を落とすリスクがあります。
早い段階から英語を聞くトレーニングを取り入れてください。
実際の出題を確認したい方は、大学入試センター公式サイトから過去問を確認できます。
数学:読解力も必要に
数学の出題で目立つ変化は、問題文の長文化です。
日常の場面や探究活動を設定した会話形式の問題が増えました。
計算力だけでは時間内に解ききれない構造になっています。
問題文から条件を正確に読み取り、自分で式を立てる力が求められます。



数学なのに国語みたいな読解力がいるんですね。



問題文をしっかり読む練習も数学対策の一部です。
2025年度からは数学②の試験時間が60分から70分に延長されました。
ただし出題範囲に数学Cが加わったため、余裕が増えたわけではありません。
計算力と読解力の両方を鍛えていきましょう。
実際の出題を確認したい方は、大学入試センター公式サイトから過去問を確認できます。
国語:実用的文章の出題
国語ではセンター試験にはなかった「実用的な文章」が出題範囲に加わりました。
- 契約書
- 法令
- 報告書
など、実生活で使う文章が題材になります。
2025年度からは試験時間が80分から90分に延長され、大問数も増加しています。
評論・小説に加えて、実用的な文章にも対応できる幅広い読解力が必要です。
普段から
新聞の社説や
ニュース記事を読む習慣
をつけると、実用的文章への対応力が高まります。
実際の出題を確認したい方は、大学入試センター公式サイトから過去問を確認できます。
理科・地歴公民:考察問題への対応
理科では実験や観察を題材にした考察問題が増えています。
この実験結果から
どんな結論が導けるか
を問う出題が典型です。
知識だけでなく、実験の流れや考察の手順を理解しておく必要があります。
地歴公民は2025年度から科目構成が大幅に変わりました。
- 歴史総合、日本史探究
- 地理総合、地理探究
- 公共、政治・経済
など、総合科目と探究科目を組み合わせた形式です。
「歴史総合」の必修化により、近現代史の出題比重が高まっています。
また、仮説を立てて検証する探究型の問題も増加傾向にあります。
実際の出題を確認したい方は、大学入試センター公式サイトから過去問を確認できます。
- 令和7年度(2025)物理 問題PDF
- 令和7年度(2025)化学 問題PDF
- 令和7年度(2025)生物 問題PDF
- 令和7年度(2025)歴史総合、日本史探究 問題PDF
- 令和7年度(2025)歴史総合、世界史探究 問題PDF
- 令和7年度(2025)地理総合、地理探究 問題PDF
- 令和7年度(2025)公共、倫理 問題PDF
- 令和7年度(2025)公共、政治・経済 問題PDF
新科目:情報Ⅰの追加
2025年度入試から新たに「情報Ⅰ」が共通テストの科目に加わりました。
出題範囲は
- プログラミング
- データ活用
- 情報社会
の問題解決など多岐にわたります。
国公立大学では原則として受験が必須です。
私立大学では対応が分かれているため、志望校ごとに確認が必要です。



プログラミングの試験って、何を勉強すればいいんだろう…



高校の「情報Ⅰ」の教科書の内容が出題範囲です。まずは教科書をしっかり理解するところから始めましょう。
新しい科目なので過去問が少なく、不安を感じる受験生も多いでしょう。
大学入試センターが公開している試作問題やサンプル問題を活用して、出題形式に慣れておきましょう。
実際の出題を確認したい方は、大学入試センター公式サイトから過去問を確認できます。
情報Ⅰの具体的な対策法や効率的な学習の進め方については、以下の記事で詳しく解説しています。


センター過去問は使えるのか
共通テストとセンター試験の違いがわかると



センター過去問は使えるの?
などの疑問が出てきます。
共通テスト型の問題とセンター過去問が使える場面を正しく切り分けるのが大切です。
科目別に整理するので、自分が受験する科目のところを確認してください。
科目別の活用可否と注意点



センター試験の過去問って、共通テスト対策に使えるんですか?



科目によって、使える部分と使えない部分があります。整理して説明します。
結論から言うと、センター試験の過去問は知識確認には有効ですが、出題形式の練習には向きません。
科目ごとの活用度を整理します。
- 英語:出題形式が根本的に異なるため、優先度は低い。リスニング対策は共通テスト型の教材を使うべき。
- 数学:計算力の基礎固めには使える。ただし問題形式の練習は共通テスト型で行う。
- 国語:評論・小説の読解力養成には活用可能。実用的文章は共通テスト独自の出題。
- 理科:知識の確認には有効。ただし考察型の出題に慣れるには共通テスト型問題集が必須。
- 地歴公民:基礎知識の確認には使える。ただし科目構成が変わったため、対応範囲に注意。
「使える部分」と「使えない部分」を明確に切り分けて活用しましょう。
効果的な過去問活用法
センター過去問と共通テスト過去問は、目的に応じて使い分けるのがポイントです。
センター過去問の活用場面
- 知識の穴を見つけたいとき
- 基礎的な計算力や読解力を鍛えたいとき
- 短時間で多くの問題を解きたいとき
共通テスト過去問・模試の活用場面
- 出題形式に慣れたいとき
- 時間配分の練習をしたいとき
- 本番を想定した演習をしたいとき
知識の確認はセンター過去問
形式の練習は共通テスト型で
大学入試センターが実施した試行調査(プレテスト)も、共通テストの出題傾向を知る貴重な教材です。
自分に合った過去問の使い方がわからない場合は、スタディリンクのようなオンライン指導で学習プランを相談するのも効果的です。
共通テスト時代の勉強法と対策
共通テストの特徴を踏まえて、効果的な勉強法と対策の方向性をお伝えします。
特別なトレーニングが必要なわけではありません。
日々の学習の積み重ね方を少し変えるだけで、共通テスト型の問題に対応できる力は育ちます。
いつから、何をすべきかを学年別・目的別に確認しましょう。
対策はいつから始めるべきか
共通テスト対策は「今すぐ」始めるべきですが、いきなり過去問に取り組むのはNGです。
学年ごとにやるべきことが明確に異なります。
- 高1〜高2:定期テストを受験対策と位置づけ、英数国の基礎を確実に固める
- 高3夏まで:単語・公式の総復習など「徹底した基礎」に専念する
- 高3の9〜11月:二次試験の思考力は共通テストにも活きるため、二次試験対策を優先
- 11月中旬〜本番:過去問演習に全力投球し、時間配分を最適化する
一方で、以下の2つは最も避けるべき行動です。
- 基礎が固まらないまま過去問に取り組む
- 二次対策を捨てて共通テスト対策だけに集中する
学年別の具体的な勉強時間や科目別の開始時期については、以下の記事で詳しく解説しています。


思考力を鍛える勉強法
思考力は特別なトレーニングで身につくものではありません。
日々の学習の中で「なぜ?」を問い続ける姿勢が、思考力の土台をつくります。
- 公式や用語を覚えたら「なぜそうなるのか」を自分の言葉で説明してみる
- 図表やグラフを自分で読み解く練習を積む
- 複数の情報を関連づけて考える習慣をつける
- 時間をはかって問題を解き、情報処理の速度を高める



「なぜ?」を大切にする生徒ほど共通テストに強いです。
22年間の指導歴から実感しています。
暗記で終わらせない学習を心がけましょう。
日常のニュースやデータも、思考力を鍛える教材になります。
グラフから何がわかるかを考える癖をつけてみてください。
独学での思考力トレーニングに限界を感じたら、スタディリンクのオンライン指導で共通テスト特化の対策を進めることもできます。
具体的な勉強時間の目安や教材選びについては、以下の記事で詳しく解説しています。


現役生が意識すべきポイント
現役生が共通テスト対策で意識すべきポイントを3つお伝えします。
1. 学校の授業を大切にする
共通テストは教科書の内容から出題されます。
学校の授業こそが最も効率のよい共通テスト対策です。
2. 模試の復習を丁寧に行う
間違えた問題は「何を間違えたか」だけでなく「なぜ間違えたか」まで遡りましょう。
思考プロセスの修正が、本番での得点力に直結します。
3. 苦手科目を放置しない
共通テストは全科目の合計点で勝負する試験です。
1科目でも大きく落とすと、全体のバランスが崩れます。
得意科目を伸ばすだけでなく、苦手科目の底上げを意識しましょう。



何から手をつけていいかわからない
そんな方は、学習計画のプロに相談してみませんか。
\ あなた専用の学習プランを作成 /
共通テスト対策の学習プランを一緒に考えます
保護者が知るべき入試の変化
保護者の方の中には、センター試験を受験した方も多いでしょう。
その経験は子どもへの寄り添いに活きる一方で、受験の常識ではありません。
共通テストは問われる力がセンター試験とは根本的に変わった試験です。
保護者として今の入試を正しく知っておくと、お子さんへ最高のサポートができます。
センター世代の常識はもう古い?
保護者の方の中には、ご自身がセンター試験を受けた経験がある方も多いでしょう。
しかし、当時の常識が今の受験にそのまま当てはまるとは限りません。
| センター試験世代の常識 | 共通テストの現実 |
|---|---|
| 英語は文法問題をしっかり解けばOK | 文法単独問題は廃止され、リスニングが配点の半分に |
| マーク式だから暗記で乗り切れる | 思考力がないと解けない出題形式に変化 |
| 5教科7科目で受験 | 6教科8科目(情報Ⅰ含む)が必要に |
| 過去問を繰り返せば点が取れる | パターン化しにくい出題で初見対応力が重要 |
| 数学は計算力が命 | 問題文の読解力も必要に |



自分の経験だけでアドバイスするのは危険かもしれませんね。



その気づきがとても大切です。まずは今の入試を正しく知るところから始めましょう。
善意のアドバイスが的外れになってしまう可能性があります。
まずは今の入試の仕組みを正確に把握するところから始めてみてください。
受験期の親のストレスや具体的な対処法については、以下の記事で詳しく解説しています。


子どもをサポートするために
保護者ができるサポートは、勉強の中身ではなく「環境づくり」です。
お子さんの志望校が共通テストの点数をどう使うか、一緒に確認してみましょう。
配点比率やボーダー得点率は大学ごとに異なります。
最新の入試情報を定期的にチェックする習慣をつけておくと安心です。
保護者の役割は
学習環境と心のサポート
です。
勉強の進め方はお子さん本人や学校・塾に任せましょう。
保護者は精神的な支えとなり、安心して受験に向かえる環境を整えてあげてください。
塾や予備校を選ぶ際は、共通テスト対策のカリキュラムが充実しているかを確認するのもポイントです。
保護者としての具体的なサポート方法や避けるべき言動については、以下の記事で詳しく解説しています。


お子さんの共通テスト対策について、保護者として何をすべきか迷ったら、一度プロに相談してみてください。
\ 親子の進路相談もおまかせ /
月1回の3者面談で保護者にも進捗を共有します
まとめ
共通テストとセンター試験の違いをまとめると、以下のポイントに整理できます。
- 共通テストはセンター試験から名称が変更しただけでなく、出題の設計思想が根本から変わった
- 知識の活用力・思考力・判断力を問う出題形式に転換された
- 英語のリスニング比重増、数学の長文化、国語の実用的文章など、科目ごとに大きな変化がある
- 2025年度からは新課程入試で科目再編と「情報Ⅰ」の追加が実施された
- センター過去問は知識確認に活用しつつ、共通テスト型の問題で形式に慣れる必要がある
変化が大きく、不安を感じる方もいるかもしれません。
でも安心してください。
共通テストは教科書の内容を深く理解していれば、十分に対応できる試験です。
覚える学習から考える学習へ姿勢を切り替えていくのが大切です。
正しく違いを理解した今日から、一歩ずつ対策を進めていきましょう。
あなたの努力は必ず結果につながります。



共通テストの仕組みを理解できた今がスタートラインです。一緒にがんばりましょう!


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