大学受験で親ができること完全ガイド サポートの基本5選と関わり方のコツ

お子さんの大学受験が本格化してきて、こんな不安はありませんか?

  • 子どもにどこまで関わればいいのか、距離感が分からない
  • 応援したいのに、つい口うるさくなってしまう
  • 何をサポートすればいいのか、具体的な方法が分からない

大学受験は、本人だけでなく親にとっても大きな試練です。

応援したいのに、その関わり方を間違えると、

  • 子どものやる気を削ぐ
  • 親子関係がぎくしゃくする
  • 家の雰囲気が重くなる

といった、望まない結果を招いてしまうこともあります。

今の大学入試は制度が複雑で、情報も多く、親世代の経験がそのまま通用しません。

この記事は、21年間私立の中高一貫校で多くの高校生と保護者の方をサポートしてきた経験をもとに執筆しています。

受験の現場で見てきた、

  • 成功する家庭 と うまくいかない家庭 の違い
  • 保護者が陥りやすい失敗パターン

を交えて、実践的なアドバイスをお届けします。

この記事では、

  • 大学受験で親ができる5つの具体的なサポート
  • やってはいけないNG言動9つと、使いたい声かけ例

を解説します。

読み終えるころには、

  • お子さんとの適切な距離感が分かる
  • 具体的に何をすべきか、何をしてはいけないかが明確になる
  • 親子の信頼関係を保ちながら、効果的なサポートができるようになる
  • お子さんが自分の力で受験を乗り越える力を育てられる

といったメリットが得られます。

大学受験における親の役割は「管理者」ではなく「サポーター」です。

過度に干渉せず、必要なときにはしっかりと支える。

この絶妙なバランスが、お子さんの力を最大限に引き出し、受験を成功に導きます。

それでは、具体的なサポート方法を見ていきましょう。

著者プロフィール
       プロフィール画像        

中高一貫校の教員として22年間勤務。
学年主任を務めながら、東大・京大・医学部を含む国公立大受験の指導に携わる。
過去に担任したクラスの国公立大合格率はMAX70%!
2025年4月より「国公立大合格ナビ」を運営。
2026年3月よりオンライン大学受験指導塾スタディリンクを開校

       

私が情報発信を始めた理由と使命

教員として多くの生徒と向き合ってきましたが、どれだけ頑張っても伝えられる相手は限られていました。クラスの生徒・保護者・せいぜい学年内まで…。

もっと多くの人に、

  • 国公立大受験の有益な情報を届けたい
  • 志望校合格を諦めないでほしい
  • 合格を勝ち取る喜び・成長を体験してほしい

このブログは、教員の枠を超えて皆さんの国公立大受験の悩みに応える新しい挑戦です。

目次

情報収集をお子さんと協力して行う

高校生と母親

大学受験は制度が複雑化しており、受験生本人がすべての情報を網羅するのは困難です。

親は「情報収集担当のマネージャー」となり、最適な進路選択をサポートする役割を担います。

ここでは、親として協力して集めるべき情報と、お子さんとの関わり方について解説します。

大学入試の制度について熟知しておく

大学入試の制度は年々変化しており、受験方式によって必要な準備やスケジュールが大きく異なります。

  • 一般入試
  • 総合型選抜
  • 学校推薦型選抜

など、多様なルートが存在します。

国公立大と私立大では出願の仕組みや試験日程、科目数も異なり、併願パターンの組み方にも注意が必要です。

大学入試制度を正しく理解していないと、出願時期の重複や受験チャンスの逃しにつながることもあります。

お子さんが、

ケンタ

推薦を受けたい⋯。

と言い出したとき、それが

  • 学校推薦型なのか総合型なのか?
  • 専願なのか併願可能なのか?

こうした違いを理解していないと、適切な助言ができません。

親が入試制度の基本を押さえているだけで、お子さんとの会話の質が変わります。

ユミ

今日、先生と総合型の話をしたよ。

と言われたとき、

お母さん

それは専願?出願書類はいつまで?

と具体的な切り返しができると

ユミ

お母さん、ちゃんと分かってくれているな⋯

と感じ、自然と受験の話をするようになります。

総合型選抜・学校推薦型選抜・一般選抜

総合型選抜(旧AO入試)

学力試験だけでなく、

  • 志望理由書
  • 小論文
  • 面接
  • プレゼンテーション

などを通じて、受験生の意欲や適性を総合的に評価する入試です。

出願は9月から始まり、合格発表は11月以降になります。

準備期間が長く、学校での評定平均の基準がない場合も多いのが特徴です。

「この大学で何を学びたいのか」という明確な志望動機が求められます。

学校推薦型選抜

学校推薦型選抜は、

  • 高校での成績
  • 出欠状況
  • 部活動
  • 資格

などを基に評価されます。

出願には学校長の推薦が必要で、評定平均などの基準が設けられています。

私立大では、

  • 指定校制
  • 公募制

があり、指定校制は大学が指定した高校の生徒のみが出願できます。合格率が非常に高いのが特徴です。

公募推薦は条件を満たせばどの高校からでも出願できますが、競争率は高いです。

国公立大では共通テストを課す大学も多く、事前の確認が欠かせません。

出願時期は10月から11月が中心です。

一般選抜(一般入試)

主に学力試験の点数によって合否が決まる方式です。

私大では、

  • 共通テストを利用する方式
  • 大学独自の個別試験の方式
  • 共通テストと個別試験を併用する方式

があります。

国公立大では、共通テストと二次試験の合計点で選抜されます。

各大学で配点が異なるため、事前に調べておく必要があります。

一般選抜(一般入試)は、最も競争が激しいと言えますが、努力が点数として反映されやすい公平な方式です。

各選抜方法について詳しく知りたい方はこちらの記事をご確認ください。

国公立大の入試日程まとめ 推薦・総合型・一般入試の違いと合格までの道筋

国公立大入試日程まとめ 推薦・総合型・一般の受験システム 2026最新版
https://eduwave.jp/exam-schedule/

専願と併願可の入試について

入試方式を考える上で必ず確認すべきなのが、「併願可能か、専願か」という条件です。

主に総合型選抜と学校推薦型選抜で問題になります。

専願とは

合格したら必ずその大学に入学することを約束する出願形式です。

専願で出願して合格した場合、他大学を受験することはできません。

国公立大学の総合型選抜と学校推薦型選抜は、すべて専願です。

合格したら必ず入学することが前提となるため、慎重な判断が必要です。

併願可能とは

合格しても入学を保留し、他大学の結果を待つことができる形式です。

一般選抜は基本的にすべて併願可能ですが、総合型選抜や学校推薦型選抜では大学によって対応が異なります。

私立大学では、総合型選抜・学校推薦型選抜でも併願可能な大学が増えています。

相談してきたときに答えられるようにする

受験生が抱える不安や悩みはとても大きいです。

受験について親が頼れる存在になれば、お子さんから信頼されることは間違いありません。

親の受験知識が乏しいと相談をしてこない

お子さんは想像以上に、親の反応を見ています。

ケンタ

〇〇大学の併願って可能なのかな?

と聞いたとき、

お母さん

わからないから調べてみたら?

と曖昧な返事しか返ってこなければ、次からは質問しません。

  • 「どうせ分からない」
  • 「話しても得るものがない」

と思えば、相談するよりも黙っていた方が楽だからです。

保護者が知識を持つことは、子どもの信頼を得るための前提条件です。

専門家のように詳しくなる必要はありませんが、

「受験を一緒に考えられる人」

と思われるだけで、親子の距離は縮まります。

親が詳しければ受験のことを話すようになる

親が大学受験について詳しければ、子どもにとってこれほど心強いことはありません。

「親に聞けば分かる」という安心感が、子どもの精神的な負担を大きく軽減します。

親が受験制度や大学の特徴に精通していると、子どもは日常の何気ない会話の中でも受験のことを自然に口にするようになります。

夕食時に、

ケンタ

◯◯大学って就職率どうなの?

ユミ

総合型選抜ってどういう準備が必要?

といった質問が飛び交うようになれば、それは親子の信頼関係が築けている証拠です。

親が良き相談相手になれれば、親子の結束は自然と固まります。

受験は子ども一人で戦うものではなく、家族で乗り越えるチャレンジになります。

ただし、ここで重要なのは、

「指導するスタンス」
ではなく
「応援するスタンス」

を貫くことです。

親が情報を提供する際は、「こうしなさい」と命令口調になるのではなく、

お母さん

こういう選択肢もあるよ。一緒に考えてみようか。

という姿勢で接しましょう。

最終的な意思決定は必ず子どもにゆだねることが大切です。

親はあくまで情報提供者であり、決断を下すのは受験する本人です。

この距離感を守ることで、子どもは、

自分の人生を自分で選択している

という実感を持ちます。

すると、より強い責任感とモチベーションを持って受験に臨めるようになります。

塾や予備校の情報収集と選定支援

大学受験では、多くのご家庭が塾や予備校の利用を検討されます。

しかし、現在は塾に関する情報が溢れています。

どの塾を選べばよいのか迷われる保護者の方も多いのではないでしょうか。

まず把握しておきたいのが、塾の業態とそれぞれで受けられるサービスの違いです。

大きく分けると、

  • 集団授業
  • 映像授業
  • 個別指導

の3つの形態があります。

  • 集団授業は競争心を刺激し、仲間と切磋琢磨できる環境が魅力です。
  • 映像授業は自分のペースで繰り返し学習できる点が強みとなります。
  • 個別指導は一人ひとりの理解度に合わせたきめ細やかな指導が受けられます。

塾選びで重要なのは、

お子さんの
学力レベルに応じた選定

を行うことです。

難関校を目指す層向けの塾もあれば、基礎から丁寧に教えてくれる塾もあります。

お子さんの現在の学力と志望校に合った塾を選ぶことが、学習効果を高めるポイントです。

情報収集の際は、さまざまな塾の資料を取り寄せたり、口コミを確認したりして、吟味することが大切です。

しかし、最も重要なのはお子さん自身の感覚です。

どんなに評判の良い塾でも、

ケンタ

ここで学びたい!

と感じられなければ、学習意欲は高まりません。

そのため、体験授業への参加をおすすめします。

実際に授業の雰囲気を体験し、先生との相性を確かめた上で、お子さんが行きたい塾に通わせてあげるのが理想的です。

親の視点だけでなく、

お子さんの直感を大切に

しましょう。

ただし、入塾前に退塾時の返金制度について確認しておきましょう。

入塾後、お子さんに合わないと感じて辞めることになった場合、すでに支払った授業料が返金されない塾も存在します。

高額な費用を一括で支払う前に、返金規定や契約条件をしっかりと確認し、納得した上で契約することが重要です。

情報収集と比較検討に時間をかけ、お子さんの意見も尊重しながら、慎重に選んでいきましょう。

精神的な支えになる

母親と楽しく話す女子高生

大学受験は、学力だけでなくメンタルの強さも問われる長期戦です。

模試の結果や周囲との比較で、自信を失う時期もあります。

そんなとき、子どもを支えられるのは親の存在です。

親が「精神的な支え」としてどのように関わればよいかを具体的に見ていきます。

基本は見守る

親ができる最大のサポートは、過度に干渉せず

見守る姿勢を貫くこと

です。

子どもの学習状況が気になっても、

  • 細かく口を出したり
  • 管理しようとしたり

すると、かえって反発を招きます。

親がコントロールしようとするほど、距離を取ろうとするのは自然な反応です。

だからこそ「必要なときにだけ手を差し伸べる」くらいの距離感を保ちましょう。

子どもが自分から話しかけてきたときこそ、アドバイスを伝えるチャンスです。

また、

失敗を責めないこと

も大切です。

うまくいかない経験を積むことで、課題の捉え方や解決力が磨かれます。

親はその失敗を「成長の糧」として受け止め、前を向く姿勢を後押ししてあげましょう。

困っているときは助ける

どんなに自立を促しても、子どもが本当に困っているときには、そっと手を差し伸べてあげましょう。

突き放してしまうと、

ケンタ

自分は理解されていないな⋯

と感じ、心の距離が広がってしまいます。

ただし、親がレールを敷いて導くのではなく、

子どもが自分の足で歩むのを支えるイメージ

子どもが自分の足で歩むのを
支えるイメージ

を持ちましょう。


先回りして答えを与えるよりも、

お母さん

どうしたらいいと思う?

と問いかけながら、一緒に考える姿勢が理想です。

そのためには、普段から子どもの様子をよく観察しておくことが欠かせません。

困ったときに一番の理解者でいられるよう普段から子どもの状態をよく観察しましょう。

常に子どもの味方でいる

受験生を持つ保護者の方とお話をしていると、子どもを敵のように扱っている方がいらっしゃいます。

  • うちの子は全然勉強しない
  • スマホばかり触っている
  • 言っても聞かない

こうした言葉の裏には、イライラや焦りが隠れています。

スマホばかり触っているのを見ると腹が立ってくるのもわかります。

受験が迫っているのに、のんびりしているように見える姿を見れば、つい厳しい言葉が出てしまうのも無理はありません。

でも、

高校生というのはそういうもの

なのです。

完璧に自己管理ができる高校生のほうが珍しく、息抜きをしたり、気が散ったりするのは自然なことです。

大切なのは、

すべて理解して
味方でいるスタンス

を貫くことです。

お母さん

どうしてできないの?

と責めるのではなく、

お母さん

今日は疲れてるのかな?

と理解しようとする。

敵対するのではなく、同じ方向を向いて歩む仲間として寄り添う。

そうした姿勢が、味方でいてくれる人がいるという安心感を与えます。

常に味方でいる姿勢でいると、子どもの心に「頑張ろう」という前向きな心を生み出します。

サポートを求めている瞬間を見逃さない

どんなに見守る姿勢を大切にしていても、助けを求めている瞬間を見逃しては意味がありません。

子どもは、困っていても自分から「助けて」と言えないことが多いものです。

ちょっとした変化を捉える

子どもが助けを求めているサインは、言葉よりも日常の小さな変化に現れます。

  • 表情や口調
  • 帰宅する時間
  • 食欲の有無
  • 自宅での過ごし方

など、少しの変化にも気づけると、「いま助けを求めているな」と判断できます。

  • いつもより口数が少ない
  • 食事中にスマホを見ない
  • 帰宅後すぐに部屋へ行く

そうしたわずかな変化を感じたら、さり気なく声をかけてみましょう。

会話を大切にする 話をしてきたときがチャンス

受験期の子どもは、親との会話が減りがちです。

特に思春期の高校生は、親の言葉をうっとうしく感じたり、心配をかけまいとして自分の気持ちを隠したりします。

だからこそ、子どもが自分から話しかけてきたときは大きなチャンスです。

ケンタ

今日の模試、思ったより難しかった⋯

ユミ

志望校ちょっと変えようかな⋯

そんな一言が出たときこそ、親子の信頼関係を築くきっかけになります。

大切なのは、すぐにアドバイスしないことです。

お母さん

そうだったんだ。どの科目が難しかったの?

お母さん

何かきっかけがあったの?

このような返しができると、お子さんとの会話が続き、

  • 不安
  • 迷い
  • 悩み
  • 苛立ち

などの本音を出すようになります。

お子さんが本音を吐き出すのは、親子関係が良好である証拠です。

常にお子さんの味方でいられるよう会話のチャンスを逃さないようにしましょう。

お子さまの受験を
プロと一緒に見守る

精神的な支えになりたいけれど、具体的に何をすればいいか悩んでいませんか。

創太先生が運営するオンライン大学受験指導塾スタディリンクでは、お子さまの学習を毎日サポートするので、保護者の方が勉強の管理をする負担がなくなります。

月1回の3者面談で学習の進捗を共有するので、お子さまとの適切な距離感を保てます。

\ 毎日2時間の勉強が苦じゃなくなる /

まずは無料で仕組みを見てみる

経済的な支援

経済的な支援(教育費)

大学受験には、想像以上に多くの費用がかかります。

  • 模擬試験代
  • 参考書などの教材費
  • 塾・予備校の費用
  • 受験料
  • 交通費・宿泊費
  • 入学金

など、時期ごとにまとまった支出が発生します。

子どもが安心して受験に集中できるようにするためには、経済面でのサポートが欠かせません。

ただお金を出すだけではなく、どの段階でどれほど必要になるかを把握し、計画的に備えましょう。

受験に必要なお金・学費

大学受験には、思っている以上に多くの費用がかかります。

模試代や教材費などの細かな出費から、塾・予備校の授業料、受験料、入学金まで、年間を通して支払いが続きます。

主な費用の目安

模擬試験代

高校3年間でおよそ5万円〜8万円が必要です。
大学別の模試は1回の受験で9,000円程度かかります。

教材費

参考書や問題集、赤本などで3万円〜5万円程度必要です。
塾や予備校で指定される教材をすべて揃えると、さらに増えることもあります。

塾・予備校・家庭教師の費用

学習形態や期間によって幅がありますが、年間で30万円〜100万円前後が一般的です。
難関校を目指す場合や複数科目を受講する場合は、それ以上になることもあります。

受験料
  • 国公立大学
    共通テスト(18,000円)
    前期・後期試験(各17,000円)
    合計約52,000円
  • 私立大学
    一般的な私立大学 30,000〜35,000円
    私立大学医学部医学科 45,000〜60,000円
    私立大学歯学部 30,000〜50,000円
    私立大学薬学部 30,000〜45,000円
  • 私立大学を3校受験する場合:約9〜10万円
  • 私立医学部を5校受験する場合:約25〜30万円

受験費用は志望校によって大きく異な

受験費用は、

  • 国公立か私立か?
  • 文系か理系か?
  • 都市部か地方か?

によって必要な金額が全く異なります。

医歯薬・獣医系は初年度納付金が高く、特に私立医学部は1,000万円を超えるケースもあります。

そのため、志望大学や学部・学科に応じて必要な金額を事前に計算し、予算を立てておきましょう。

資金準備は2〜3年前では間に合わない場合もあります。

できれば、5〜10年前から教育資金の目安を立て、長期的に積み立てておくのが理想です。

余裕を持って積み立てて、お子さんの進路選択の自由度を広げてあげましょう。

こちらの記事も参考にしてください。

経済的にサポートできる金額を伝えておく

お金の話は家庭内でも避けがちなテーマですが、大学受験では親子で共有しておくべきです。

「お金のことは子どもに言わない方がいい」

と考える家庭も多いですが、実際にはリアルな数値を伝えて、将来的なトラブルを防げます。

過去には入学金を用意できず、

専願の推薦入試を辞退した

ケースもありました。

せっかく合格しても、経済的な準備が整っていないと進学を断念しなければなりません。

  • 遠方での一人暮らしは国公立なら可能
  • 私立大でも医歯薬系以外なら大丈夫

といった具体的な金額の目安を、早い段階でお子さんに伝えておきましょう。

お子さんは現実を踏まえた上で志望校を考えられます。

奨学金や教育ローンの必要性も把握でき、精神的に余裕を持って受験に臨めます。

お金の話をオープンにすれば、

「信頼されている」という安心感

を与えられます。

現実を共有しながら一緒に進路を考える姿勢を示し、親子が同じ方向を向いて受験を乗り越えていきましょう。

生活環境を整える

家庭学習をする女子高生

受験期は、学力だけでなく家庭の環境づくりが大きな鍵を握ります。

どれだけ優れた勉強法を実践していても、

  • 家の中が騒がしかったり
  • 集中できない空間だったり

すると、学習の効果は半減します。

お子さんが安心して勉強に取り組めるようにするには、生活環境の整備が欠かせません。

お父さん

勉強しなさい!

と声をかけるよりも、集中できる空間の提供が何よりのサポートです。

学習机や冷暖房などの環境整備

個室があればベストですが、個室がなくても構いません。

リビングの一角でも、

自分専用の学習スペース

があるだけで集中力は大きく変わります。

机と椅子、十分な明るさの照明を用意し、教材を整理できる棚や引き出しを置きましょう。

また、室温や空気の環境も集中力を左右する大切な要素です。

  • 暑すぎたり
  • 寒すぎたり

すると、どんなにやる気があっても長時間の学習は続きません。

エアコンや暖房を適切に使い、快適な温度を保つようにしましょう。

環境への配慮は、声かけ以上に「頑張れる空気」をつくる力があります。

家族も勉強する

受験はお子さんだけの挑戦ではありません。

家族全員が「応援チーム」として協力し、家庭全体で勉強に集中できる空気を作りましょう。

静かな学習環境を整える

まず意識したいのは、家の中の音環境です。

  • テレビの音量を少し下げたり
  • 大声での会話を控えたり

するだけでも集中度が大きく変わります。

子どもが机に向かう時間を、家族全員で大切に守る。

それが、家庭の一体感を育てる第一歩です。

家族も勉強して雰囲気をつくる

何より大切なのが、親自身が学ぶ姿勢を見せることです。

  • リビングで読書をしたり
  • 資格の勉強に取り組んだり

する姿を見せるだけで、子どもは自然と

勉強するのは当たり前のこと

と感じます。

親が学ぶ姿を見て育った子どもは、勉強を

やらされるものではなく当たり前の日常

と受け止めます。

言葉で教えるよりも強い影響力があります。

親が真剣に学ぶ姿は、子どもにとって大きな励みです。

「勉強するのが当たり前」という空気ができれば、受験期を乗り越えるだけでなく、生涯学び続ける姿勢を身につけられます。

この家庭の文化こそ、何よりも価値のある教育環境です。

難しいことを勉強する必要はありません。

小さなことで構わないので、親自身も勉強に取り組んでいきましょう。

健康面の管理をする

心身の健康面で苦しむ女子高生

受験期は、心と体のコンディションをいかに整えるかが合否を左右します。

どんなに学習計画が完璧でも、心身の健康を崩してしまえば努力が報われません。

特に秋から冬にかけては、

  • 模試
  • 出願手続き
  • 共通テスト本番

など、体力と集中力が最も求められる時期です。

この時期を乗り切るためには、家庭での健康管理が何よりの支えになります。

親ができるサポートは、

  • 食事
  • 生活リズム
  • 感染症対策
  • 自身の健康維持

です。

これらのサポートは、受験勉強の「見えない基盤」となります。

栄養バランスが取れている食事の提供

受験期に親ができる最大のサポートは、食事の管理です。

栄養が偏って体調を崩してしまえば、本来の力を発揮できません。

特に受験シーズンは、

  • 夜遅くまで勉強したり
  • 遅くまで塾の自習室にいたり

するため、食生活が不規則になりやすい時期です。

コンビニ弁当やカップラーメンで済ませる高校生も少なくありません。

その結果、短期間で大きく痩せたり、太ったりする生徒も一定数見られます。

食事の乱れは、

  • 集中力の低下
  • 睡眠の質の悪化

につながり、学習効率を大きく下げます。

理想は、

主食・主菜・副菜をそろえた温かい食事

です。

しかし、時間的にも体力的にも厳しいのが現実です。

特に、共働きの家庭では毎日の食事の準備はかなりの重労働だと思います。

たとえ、おにぎりやスープだけでも、

手作りの一品があると
子どもの満足が上がります

受験シーズンは、部活やイベントがなく、毎回の食事が唯一の楽しみというお子さんもいるでしょう。

食事は単なる栄養補給ではなく、受験生の応援になります。

ケンタ

おいしい!元気が出た!

と言ってもらえる一食が、受験期を乗り越える力になります。

たまには、食べたいものを聞いてみて、好きなものを食べさせる一日を作ってあげてください。

規則正しい生活リズムの確立

受験期は「どれだけ長く勉強したか」ではなく、「どれだけ質の高い勉強を続けられるか」が大切です。

その土台になるのが、規則正しい生活リズムです。

まず意識したいのは、

就寝時間と起床時間を毎日そろえること

です。

生活リズムが安定すると、体内時計が整い、勉強への集中力が自然と高まります。

夜更かしや睡眠不足が続くと、日中の集中力が一気に落ち、学習内容が頭に入りません。

実際、寝不足の受験生は、

  • ミスが増える
  • 記憶が定着しにくい
  • イライラしやすい

といった状態に陥りやすく、勉強の効率が大きく低下します。

また、朝食は極力摂らせるようにしてください。

睡眠中もエネルギーを消耗しているため、朝は身体も脳もエネルギー切れの状態です。

軽くても何かを口に入れておくと良いでしょう。

規則正しい生活は、受験期を支える最強の基盤です。

まずは一つだけ、続けられそうな習慣から始めてみましょう。

焦らず一つずつ進めていけばOKです。

感染症予防を家族全員で徹底する

受験期の体調管理で最も怖いのが、インフルエンザやコロナといった感染症です。

どれだけ良い準備を進めていても、本番で体調を崩してしまえば、努力が台無しになってしまいます。

だからこそ、家族全員で感染症の予防を徹底しましょう。

基本的な予防対策

まずは基本的な対策として、

  • 手洗い
  • うがい
  • 人混みを避ける
  • マスクの着用

を習慣化しましょう。

また、ウイルス対策として効果的なのが、部屋の湿度管理です。

湿度が低いとウイルスが空中に漂いやすくなり、感染のリスクが高まります。

加湿器を利用して湿度を保てば、ウイルスが飛沫として浮遊しにくくなり、感染予防につながります。

さらに、ウイルスは喉などの粘膜から侵入します。

乾燥を防ぐためにも、

こまめに水分を摂ること

はとても有効です。

感染症対策は、受験生だけが頑張ればよいものではありません。

万全の体調で本番を迎えられるよう、家族全員で日常の小さな習慣を大切にしていきましょう。

インフルエンザの予防接種と予防投薬

家族全員がインフルエンザの予防接種を受けておくと安心です。

予防接種を受けても感染を完全に防げるわけではありませんが、

重症化を防ぎ、回復を早める効果

が期待できます。

また、インフルエンザの予防投薬という選択肢もあります。

これは、家族や同じクラスでインフルエンザが発症した場合に、感染していない人が予防的に抗インフルエンザ薬を服用する方法です。

予防投薬は保険適用外のため費用は全額自己負担となりますが、大事な試験の直前期などに家族が感染した場合には、検討してみましょう。

親自身も健康・元気でいる

受験期は、実は親の心も揺さぶられます。

  • お子さんの成績が下がったり
  • 模試の結果が思うように伸びなかったり

すると、親まで気持ちが沈んでしまう場面は珍しくありません。

しかし、その落ち込んだ姿をお子さんが見てしまうと、

ケンタ

親を悲しませてしまった

ユミ

自分のせいで家の雰囲気が悪くなっている

と感じてしまい、メンタルがさらに弱くなっていきます。

子どもは親が思っている以上に、親の表情や雰囲気を敏感に感じ取っているものです。

親が無理に明るく振る舞う必要はありません。

親も人間ですから、不安や心配を感じるのは当然です。

ただ、覚えておきたいのは、

一番苦しいのはお子さん本人

ということです。

  • 毎日の勉強
  • 模試の緊張
  • 結果への不安
  • 周囲との比較

お子さんは常にプレッシャーを抱えながら、必死に踏ん張っています。

だからこそ親は、

お母さん

あなたの味方でいるよ。

お母さん

いつでも支えるよ。

という姿勢を保つだけで十分です。

親が心身ともに元気でいられると、家庭の空気が安定し、お子さんは安心して受験に向き合えます。

気持ちが落ちそうな時こそ、自分のケアを大切にしつつ、そっと寄り添ってあげてください。

お子さまの受験を
プロと一緒にサポート

お子さまの受験を支えたい気持ちはあるのに、何をすればいいかわからない。そんな保護者の方は多いです。

創太先生が運営するオンライン大学受験指導塾スタディリンクでは、22年間の教員経験をもとにお子さまの学力・志望校を分析し、合格に向けた学習プランを設計します。

月1回の3者面談で保護者の方にも進捗を共有するので、お子さまとの距離感に悩む必要がなくなります。

\ 毎日2時間の勉強が苦じゃなくなる /

まずは無料で仕組みを見てみる

あわせて読みたい:親が避けるべきNG言動9選

親ができる5つのサポートと並んで、つい子どもにしてしまいがちな「やってはいけないNG言動」を知ることも大切です。

9つの具体的なNG言動と、それぞれの言い換え例・適切な関わり方は別記事で詳しく解説しています。

受験生親の心得|大学受験で避けるべき9つのNG言動と関わり方をあわせて確認してみてください。

まとめ

大学受験で子どもを支えるうえで大切なのは「管理する親」ではなく「支える親」になることです。

情報収集・生活環境の整備・健康管理など、親ができるサポートは多くありますが、どれも子どもの主体性を奪わないことが前提になります。

この記事で解説したように、

  • 必要な情報を一緒に集める
  • 相談されたときに答えられるよう準備しておく
  • 精神的な支えとして見守る
  • 生活環境や健康面を整える
  • 経済面で現実的なサポートをする

こうしたサポートは、子どもが安心して努力を続ける土台になります。

一方で、

  • 自尊心を傷つける言葉
  • 比較
  • 時間管理の押し付け
  • 模試の過度な指摘
  • 過度な期待
  • 塾への丸投げ

などの言動は、子どものやる気と自信を奪い、親子関係にも影響します。

親が意識すべき最も大切なポイントは、

必要なときに支え、必要ないときは見守る

という絶妙な距離感です。

この距離感が保てると、

  • お子さんは自分で考え、
  • 自分の意思で進路を選び、

自分の力で受験を乗り越えられるようになります。

大学受験は、親子にとって大きな挑戦です。

正しい関わり方ができれば、受験を通して親子の信頼関係がより強くなる貴重な機会になります。

お子さんを信じ、その力を引き出すサポートをしながら、家族一丸で受験期を乗り越えていきましょう。

Q&A

子どもが全く勉強している様子がありません。声をかけた方がいいですか?

まずは、本当に勉強していないのか、冷静に観察してみましょう。

学校や塾で勉強している可能性もあります。また、高校3年生であれば、自分のペースで学習計画を立てている場合もあります。

もし明らかに勉強していない場合でも、「勉強しなさい」と命令するのではなく、「何か困っていることはない?」「勉強の計画は立ててる?」と、本人の状況を聞く姿勢で声をかけてみましょう。

頭ごなしに叱るのではなく、対話を通じて本人に気づかせることが大切です。

模試の結果が悪くて、つい厳しく言ってしまいます。どうすればいいですか?

模試の結果が悪かったとき、一番ショックを受けているのはお子さん本人です。

親が追い打ちをかけるように指摘すると、お子さんは二重に傷つき、やる気を失ってしまいます。

結果を見て何か言いたくなったら、一度深呼吸して、前向きな声かけに変えてみてください。

模試の結果分析は、学校や塾の先生に任せるのが最善です。

子どもが志望校を決められずに悩んでいます。親が決めてあげた方がいいですか?

いいえ、進路は必ず本人が決めるべきです。

親が決めてしまうと、うまくいかなかったときに「親のせいだ」という他責思考になり、最後までやり抜く力が弱くなります。

親の役割は、情報を集めて選択肢を整理し、一緒に考えることです。

「こういう大学もあるよ」、「それぞれのメリット・デメリットを調べてみようか」と提案しながら、最終的な決断はお子さんに委ねましょう。

塾に通わせているのに成績が上がりません。どうしたらいいですか?

まず、塾がお子さんに合っているかを確認しましょう。

  • 授業のレベルは適切か?
  • 先生との相性は良いか?
  • 学習スタイルは本人に合っているか?

お子さん本人に「塾はどう?」「困っていることはない?」と聞いてみてください。

また、塾に通っているだけで成績が上がるわけではありません。塾での学習内容を家庭で復習しているか、宿題はきちんとやっているかなど、学習の質も重要です。

必要であれば、塾の先生と面談して、現状を共有し、改善策を相談しましょう。

子どもとの会話が減ってきました。どうすれば話してくれるようになりますか?

受験期は、子どもが親との会話を避けがちな時期です。

会話を増やすには、お子さんから話しかけてきたときを逃さないことが重要です。

何か話しかけてきたら、手を止めて、しっかりと耳を傾けましょう。そして、すぐにアドバイスするのではなく、「そうなんだ」「それでどう思ったの?」と、まずは本音を引き出す質問をしてください。

また、親が受験制度や大学の情報に詳しいと、お子さんは「親に聞けば分かる」と思い、自然と相談するようになります。

共働きで忙しく、十分なサポートができません。何を優先すればいいですか?

すべてを完璧にする必要はありません。

優先すべきは、精神的な支えと信頼関係です。

忙しくても、お子さんの話を聞く時間を作る、前向きな声かけをする、困ったときには手を差し伸べる。

これだけで十分です。

食事も、毎日手の込んだものを作る必要はありません。おにぎりやスープだけでも、手作りの温かい一品があれば、お子さんは「応援されている」と感じます。

「完璧にできなくても、味方でいる」という姿勢が何より大切です。

子どもに「うるさい」「放っておいて」と言われます。どう接すればいいですか?

そう言われるのは、過度に干渉しすぎている可能性があります。

高校3年生はもう大人です。細かく管理されることを嫌がるのは自然なことです。

「見守る」姿勢に切り替えてみましょう。

必要以上に声をかけず、お子さんから相談してきたときだけ対応する。このスタンスで接すると、次第にお子さんの態度も変わってきます。

距離を取ることも、立派なサポートです。

親自身が不安で、子どもの前で落ち込んでしまいます。どうすればいいですか?

親が不安になるのは自然なことです。無理に明るく振る舞う必要はありません。

ただし、一番苦しいのはお子さん本人だということを忘れないでください。

親が落ち込んだ姿を見せると、お子さんは「自分のせいで親を悲しませている」と感じ、さらにプレッシャーを感じてしまいます。

不安な気持ちは、パートナーや友人など、大人に話しましょう。お子さんの前では、「あなたの味方でいるよ」という姿勢を保つことが大切です。

親自身のメンタルケアも、受験を乗り越えるために重要です。

受験が終わるまで、親として何を心がければいいですか?

受験が終わるまで、親として心がけるべきことは、「お子さんを信じて、見守ること」です。

過度に干渉せず、でも必要なときにはそっと手を差し伸べる。

否定的な言葉ではなく、前向きな声かけをする。

お子さんが自分の力で決断し、行動できるよう、環境を整える。

そして何より、常に味方でいることです。

それが、親としてできる最高のサポートです。

お子さんの力を信じて、温かく見守ってあげてください。

勉強していないのにスマホばかり見ています。どうしたらいいですか?

親が勉強する姿・働く姿を見せる方が効果的です。

「勉強しなさい」と言うよりも、親が読書やスキルアップに取り組むと、子どもは自然と机に向かいます。

家庭が「学ぶ空気」に変われば、行動も変わります。

他の子と比較しないことは大事だと分かっていますが、つい言ってしまいます。

比較の代わりに事実の整理を一緒にする習慣を取り入れましょう。

比較は自己肯定感を確実に下げます。

「どこでつまずいている?」「次に何を優先する?」のように、未来につながる会話へ置き換えると、自然に比較発言を抑えられます。

お金の話は子どもにするべきでしょうか?

受験では必ず共有しておくべきです。

知らないまま志望校を選ぶと、後で進学できないという大きな問題が起こります。

早い段階でサポート可能な金額を伝えると、子どもは責任を持って進路を考えられます。

他の記事も読んでみる(トップページへ)

記事が良かったと思ったらシェアしていただけると嬉しいです。

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次