ケンタ国公立には行きたいけど、旧帝大は厳しい…



偏差値50台の私でも国公立に届くのかな?



国公立を目指してほしいけど、科目数が多くて子どもが心配です…
中堅国公立を目指したいと思っても、そもそもどの大学が該当するのか、自分の偏差値で届くのか不安を抱えていませんか?
ネットで調べると中堅国公立狙いは危険と書かれた記事も目に入り、ますます迷ってしまいますよね。
私は22年間、私立中高一貫校で理科教師として数百人の生徒を指導してきました。
現在はオンライン大学受験指導塾スタディリンクを運営し、生徒と保護者の伴走を続けています。
この記事では、
- 中堅国公立に該当する24校の一覧
- 本記事での中堅国公立の定義と根拠
- 合格するための逆算学習計画
をまとめました。
読み終えたとき、志望校候補の全体像がクリアになり、明日から何をすればいいか具体的な行動がわかっているはずです。
中堅国公立は、正しく選んで戦略的に取り組めば、偏差値50台の今からでも十分に届く現実的な選択肢です。



危険なのは、受験戦略がない状態です。一緒に確認していきましょう。
著者プロフィール


中高一貫校の教員として22年間勤務。
学年主任を務めながら、東大・京大・医学部を含む国公立大受験の指導に携わる。
過去に担任したクラスの国公立大合格率はMAX70%!
2025年4月より「そうた先生の大学合格ナビ」を運営。
2026年3月よりオンライン大学受験指導塾スタディリンクを開校
私が情報発信を始めた理由と使命
教員として多くの生徒と向き合ってきましたが、どれだけ頑張っても伝えられる相手は限られていました。クラスの生徒・保護者・せいぜい学年内まで…。
もっと多くの人に、
- 大学受験の有益な情報を届けたい
- 志望校合格を諦めないでほしい
- 合格を勝ち取る喜び・成長を体験してほしい
このブログは、教員の枠を超えて皆さんの大学受験の悩みに応える新しい挑戦です。
中堅国公立の総合大学24校一覧!


まずは結論です。
本記事で中堅国公立と定義する24校を、河合塾Kei-Netの学部学科ランク(全統模試のボーダー偏差値)の中央値が高い順に並べました。
中央値とは、その大学の学科をボーダー偏差値の高い順に並べたとき、ちょうど真ん中に位置する学科の数値です。
平均値と違って、一部の学科が突出して高かったり低かったりしても引きずられません。
中堅国公立24校の一覧表
以下の表は国立17校と公立7校の計24校です。
河合塾のボーダー偏差値をもとに算出した中央値のため、学科ごとの実際の数値は各大学名のリンク先で確認してください。
| 順位 | 大学名 | 国立/公立 | 河合塾 中央値 | 学部別の偏差値 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 筑波大学 | 国立 | 60.0 | Kei-Net |
| 2 | 横浜国立大学 | 国立 | 60.0 | Kei-Net |
| 3 | お茶の水女子大学 | 国立 | 59.0 | Kei-Net |
| 4 | 千葉大学 | 国立 | 57.5 | Kei-Net |
| 5 | 大阪公立大学 | 公立 | 57.5 | Kei-Net |
| 6 | 東京都立大学 | 公立 | 57.5 | Kei-Net |
| 7 | 名古屋市立大学 | 公立 | 57.5 | Kei-Net |
| 8 | 京都府立大学 | 公立 | 55.0 | Kei-Net |
| 9 | 奈良女子大学 | 国立 | 55.0 | Kei-Net |
| 10 | 横浜市立大学 | 公立 | 55.0 | Kei-Net |
| 11 | 滋賀大学 | 国立 | 55.0 | Kei-Net |
| 12 | 埼玉大学 | 国立 | 54.0 | Kei-Net |
| 13 | 広島大学 | 国立 | 52.5 | Kei-Net |
| 14 | 岡山大学 | 国立 | 52.5 | Kei-Net |
| 15 | 愛知県立大学 | 公立 | 52.5 | Kei-Net |
| 16 | 静岡大学 | 国立 | 52.5 | Kei-Net |
| 17 | 熊本大学 | 国立 | 52.5 | Kei-Net |
| 18 | 兵庫県立大学 | 公立 | 52.5 | Kei-Net |
| 19 | 金沢大学 | 国立 | 50.0 | Kei-Net |
| 20 | 岐阜大学 | 国立 | 50.0 | Kei-Net |
| 21 | 信州大学 | 国立 | 50.0 | Kei-Net |
| 22 | 茨城大学 | 国立 | 50.0 | Kei-Net |
| 23 | 三重大学 | 国立 | 50.0 | Kei-Net |
| 24 | 宇都宮大学 | 国立 | 50.0 | Kei-Net |
| 順位 | 大学名 | 国立/公立 | 河合塾 中央値 | 学部別の偏差値 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 筑波大学 | 国立 | 60.0 | Kei-Net |
| 2 | 横浜国立大学 | 国立 | 60.0 | Kei-Net |
| 3 | お茶の水女子大学 | 国立 | 59.0 | Kei-Net |
| 4 | 千葉大学 | 国立 | 57.5 | Kei-Net |
| 5 | 大阪公立大学 | 公立 | 57.5 | Kei-Net |
| 6 | 東京都立大学 | 公立 | 57.5 | Kei-Net |
| 7 | 名古屋市立大学 | 公立 | 57.5 | Kei-Net |
| 8 | 京都府立大学 | 公立 | 55.0 | Kei-Net |
| 9 | 奈良女子大学 | 国立 | 55.0 | Kei-Net |
| 10 | 横浜市立大学 | 公立 | 55.0 | Kei-Net |
| 11 | 滋賀大学 | 国立 | 55.0 | Kei-Net |
| 12 | 埼玉大学 | 国立 | 54.0 | Kei-Net |
| 13 | 広島大学 | 国立 | 52.5 | Kei-Net |
| 14 | 岡山大学 | 国立 | 52.5 | Kei-Net |
| 15 | 愛知県立大学 | 公立 | 52.5 | Kei-Net |
| 16 | 静岡大学 | 国立 | 52.5 | Kei-Net |
| 17 | 熊本大学 | 国立 | 52.5 | Kei-Net |
| 18 | 兵庫県立大学 | 公立 | 52.5 | Kei-Net |
| 19 | 金沢大学 | 国立 | 50.0 | Kei-Net |
| 20 | 岐阜大学 | 国立 | 50.0 | Kei-Net |
| 21 | 信州大学 | 国立 | 50.0 | Kei-Net |
| 22 | 茨城大学 | 国立 | 50.0 | Kei-Net |
| 23 | 三重大学 | 国立 | 50.0 | Kei-Net |
| 24 | 宇都宮大学 | 国立 | 50.0 | Kei-Net |
- 金岡千広(金沢・岡山・千葉・広島)は4校すべてが該当
- 旧六医大(千葉・新潟・金沢・岡山・長崎・熊本)からは千葉・金沢・岡山・熊本の4校
- 5S(埼玉・信州・静岡・滋賀・新潟)からは新潟を除く4校
が入っています。
国公立大学の学費面でのメリットも気になる方は、以下の記事が参考になります。


上位11校の顔ぶれ
1位の筑波大学から11位の滋賀大学までが上位グループです。
- 筑波
- 横浜国立
- お茶の水女子
- 千葉
- 大阪公立
- 東京都立
- 名古屋市立
- 京都府立
- 奈良女子
- 横浜市立
- 滋賀
首都圏と関西圏の大学が多く、全国から志願者が集まります。
同じグループでも配点や科目は大学や学部ごとに違うので、気になる大学は募集要項で確認してください。
中位7校の顔ぶれ
12位の埼玉大学から18位の兵庫県立大学までが中位グループです。
- 埼玉
- 広島
- 岡山
- 愛知県立
- 静岡
- 熊本
- 兵庫県立
関東から九州まで各地に散らばり、地元から通える国公立の受け皿になっているグループです。
学部の選択肢が比較的多い大学もあり、学びたい分野から志望校を絞り込みやすいのが特徴です。
下限6校の顔ぶれ
19位の金沢大学から24位の宇都宮大学までが下限グループです。
- 金沢
- 岐阜
- 信州
- 茨城
- 三重
- 宇都宮
この6校が本記事の定義における中堅国公立の下限です。
宇都宮大学を下回る大学は、本記事の分類では地方国公立として扱います。
一覧を眺めるだけでは
志望校は決まらない
24校の全体像がつかめたところで、次は中堅国公立の定義と選び方の判断軸を整理していきます。
中堅国公立は偏差値50以上の総合大学


中堅国公立には公式の定義がありません。
ここでは本記事が採用した基準と、その根拠を説明します。
難関10校の定義と除外する理由
本記事では、以下の10校を難関国公立として中堅の対象から除外しました。
- 旧帝大7校(北海道・東北・東京・名古屋・京都・大阪・九州)
- 東京科学大学・一橋大学・神戸大学
この10校を除いた国公立大学のうち、河合塾Kei-Netの学部学科ランク(全統模試のボーダー偏差値)で、
- 学科別偏差値の中央値が50.0以上
- 複数学部を持つ総合大学
を両方満たす大学を中堅国公立と定義しています。
集計にあたっては、偏差値の水準が大きく異なるため、
- 医学科
- 歯学科
- 薬学科
- 獣医学科
- 夜間主コース
を除外しました。
あくまで本記事が独自に設けた基準であり、公式の分類ではない点にご注意ください。
なぜ偏差値50をラインにするのか
全統模試の偏差値50は、受験者集団の中で平均的な位置を示す数値です。
22年間の指導経験から、偏差値50を境に入試の難易度と必要な準備量がはっきり変わると実感しています。
偏差値50以上の大学を目指すなら共通テスト・二次試験の両方にしっかり向き合う必要があり、ここが中堅と地方国公立を分ける目安になるでしょう。
ただし、使う偏差値表によって順位は入れ替わります。
偏差値の正しい読み方についてはこちらの動画で解説しています。
「中堅国公立狙いは危険」は本当か



ネットで「中堅国公立は危険」って見たんですけど、やめたほうがいいんですか?



危険なのは中堅国公立の選択ではなく、戦略のない受験です。
国公立大学は共通テストで原則6教科8科目を課すため、科目数の多さに対する準備不足が最大のリスクになります。
しかし科目数の多さ自体が危険なのではありません。
- いつまでに
- 何を
- どの順番で
仕上げるかを逆算できていれば、十分に対応できます。
危険なのは
戦略なき受験
私は22年間で、部活が全国レベルの生徒でも一般入試で現役合格を勝ち取る姿を何度も見てきました。
彼らに共通していたのは、時間がないからこそ優先順位を徹底していた点です。
共通テストと二次の配点バランスが鍵
中堅国公立を選ぶうえで見落としがちなのが、共通テストと二次試験の配点比率です。
同じ大学でも学部によって配点バランスは大きく異なります。
- 共通テスト重視の学部 → マーク型が得意な人に有利
- 二次試験重視の学部 → 記述型で実力を発揮できる人に有利
具体的な配点比率は必ず志望校の募集要項で確認してください。
自分がマーク型と記述型のどちらに強いかを把握し、配点構造が合う大学・学部を選ぶのが志望校選びの出発点になります。
中堅国公立に届かせる学習法


中堅国公立の全体像をつかんだところで、偏差値50台から合格までの学習計画を見ていきます。
ゴールから時期を逆算し、各段階でやるべき内容を明確にするのがポイントです。
必要な勉強時間は2,500時間以上
中堅国公立の合格に必要な学習時間の目安は2,500時間以上です。
大きな数字に見えるかもしれませんが、高1から始めれば3年間で約1,095日あります。
1日あたりに換算すると約2時間17分です。
| 開始時期 | 1日あたりの目安 |
|---|---|
| 高1の4月から | 約2時間17分 |
| 高2の4月から | 約3時間25分 |
| 高3の4月から | 約6時間50分 |
| 開始時期 | 1日あたりの目安 |
|---|---|
| 高1の4月から | 約2時間17分 |
| 高2の4月から | 約3時間25分 |
| 高3の4月から | 約6時間50分 |
早く始めるほど1日あたりの負担は軽くなります。
国公立合格者のリアルな学習時間について詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてどうぞ。


高3秋の過去問10年分から逆算する
私が指導で必ず伝えるゴール設定があります。
高3の秋に
過去問10年分に着手できる状態
高3の秋に、志望校の過去問10年分に取り組める状態を作るのがゴールです。
そこから逆算して、各時期のマイルストーンを組み立てます。
- 高3の秋 → 過去問演習に着手
- 高3の夏 → 基礎が完成し応用問題を解ける
- 高2の終わり → 主要科目の基礎固めが完了
- 高1の終わり → 英語と数学ⅠAの土台ができている
過去問を始める時期と必要な年数についてはこちらの記事で詳しく解説しています。


科目優先順位の考え方
中堅国公立は科目数が多い分、何から手をつけるかで結果が大きく変わります。
私が指導で使っている優先順位はこちらです。
- 文系:英語=数学>国語
- 理系:数学>英語>理科
英語と数学は積み上げ型の科目で、基礎が固まるまでに最も時間がかかります。
この2科目を先に仕上げることで、高3後半に理科と社会の追い込みに集中できる体制が作れます。
各大学の配点には踏み込みませんが、志望校の募集要項を確認して配点が高い科目に多く時間を割くのが基本の考え方です。
高1・高2でやるべきこと
基礎完成のロードマップを時期別に整理します。
| 時期 | やること |
|---|---|
| 高1 | 英語の語彙・文法+数学ⅠAの完成 |
| 高2前半 | 英語長文読解+数学ⅡBCの習得 |
| 高2後半 | 理科・社会の基礎着手 |
| 時期 | やること |
|---|---|
| 高1 | 英語の語彙・文法+数学ⅠAの完成 |
| 高2前半 | 英語長文読解+数学ⅡBCの習得 |
| 高2後半 | 理科・社会の基礎着手 |
具体的な教材選びや学習法の詳細は、以下の学年別記事を参考にしてください。
高1から始める科目別勉強法の詳細はこちらです。


高2からの受験準備スケジュールはこちらで確認できます。


高3の時期別戦略



共通テスト対策っていつからやればいいんですか?



高3の夏〜秋は二次試験対策を優先しましょう。共通テスト対策は11月末からで間に合います。
意外に思われるかもしれませんが、二次試験の深い読解力や思考力を先に鍛えておくと、共通テストの得点も自然に底上げされます。
- 高3の夏〜秋 → 二次試験対策を優先
- 11月末〜1月 → 共通テスト対策に集中
- 共通テスト後〜 → 併願校対策(1ヶ月で対応可能)
併願校の過去問演習は事前に何年分もやる必要はありません。
共通テスト後の約1ヶ月で十分対応できます。
勉強時間の質についてはこちらの動画でも詳しく解説しています。
全力の3日より70%の力で1年間続ける
受験勉強でありがちなのが、気合を入れて毎日10時間やろうとして3日で燃え尽きるパターンです。
100%を3日より
70%を1年間
22年間の指導で、100%の力で3日間やるよりも、70%の力で1年間続ける方が圧倒的に強いと実感しています。
部活との両立も同じ考え方で乗り越えられます。
部活の時間がある日は勉強時間が短くなっても構いません。
毎日机に向かう習慣さえ途切れなければ、引退後に一気に加速できます。
独学でも合格は可能ですが、戦略がないまま進めると科目数の多さに飲まれるリスクがあります。
独学で大学受験に挑む方法と注意点を知りたい方は以下の記事をどうぞ。


\ 偏差値50台からの逆算プランを一緒に作りませんか /
22年の指導経験をもとにあなた専用の計画を作ります
まとめ
本記事の中堅国公立とは、以下の条件(本記事独自の定義)を満たす24校です。
- 旧帝大7校・東京科学大・一橋大・神戸大の難関10校を除く
- 河合塾のボーダー偏差値が50以上
- 複数学部を持つ総合大学
偏差値50台からでも、学習時間を確保し、志望校から逆算して計画的に取り組むことで合格を目指せます。
中堅国公立を目指すのが危険なわけではありません。
戦略のないまま、複数科目すべてを同時に進めようとするのが危険です。
次のアクションとして、まず志望校候補を3校に絞り、そのうち1校の過去問を1題だけ解いてみてください。
過去問を早い段階で体感しておくと、勉強計画の精度が大きく上がります。



あなたの挑戦を応援しています。一歩ずつ、一緒に進みましょう。


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